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「サロンのチカラ」088.サロンの戦略デザインと実行ピッチ

数回にわたって戦略実行についてお伝えしています。

今回は実行ピッチを切り口にお話しを進めます。


ピッチとは音程のことを指し、
音楽で「ピッチを合わせる」とは「音程を合わせる」ことを意味します。


音楽を奏でる際、一音一音の音程にズレがあると不協和音となり、
音楽としての調和がなくなり止まってしまいます。


戦略も同じで、
実行する一人一人のピッチにズレがあると調和が乱れ、動かなくなります。


戦略実行におけるピッチのズレとは何か?


「オーナーはああは言ってるけど違うと思う」
「店長がやろうとしていることは無理だと思う」
「アシスタント世代の考えていることが分からない」

などなどサロンの中ではそれぞれの立場でそれぞれの意見が現れます。

これらがピッチのズレです。


ピッチのズレで前提にしておくべきことがあります。
それは、意見に正しい、間違いはないということです。


音楽の話に戻りますが、
例えば「ド」という一音の中でも音程の幅には、高めから低めまで幅があります。


この幅の中であれば、いずれの音程でも「ド」は「ド」です。


しかし、いくつかの音が重なり和音として奏でる場合、
ハーモニーとして美しく響くように一音一音のピッチを合わせる必要があります。



サロン内の意見も同じで、幅があります。
この幅を問題視することが多い訳ですが、
それをしてしまうと信念対立に至り消耗戦が続き、戦略が止まります。


そこで、戦略を動かし続けるために提案したいのが、
ピッチを合わせることです。


ここで言うピッチを合わせるとは、
現れる一人一人の意見の違いを根本的に変えようとするのではなく、意見のズレを微修正し戦略調整をすることです。


これは一番難度が高い方法ですが、
敢えてこの方法を提案するのは、モグラ叩きを防ぎたいからです。


何をやろうとしても進まない、止まってしまう…


そんなことが起こるたび、信念対立が起こり消耗戦に入り、
サロン内の空気がギスギスする。


そんな繰り返しから抜け出す一つとして、
ピッチを合わすことに取り組んではどうでしょうか?

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