見出し画像

「サロンのチカラ」083.サロンの戦略デザインでしてはいけないこと

エピソード075からサロンの戦略デザインというテーマで7回に渡ってお伝えしてきました。

簡単に振り返りますと

市場をセグメントし、
その中からターゲットを決め、
サロンのポジションを決める。

これらSTPに触れた前半。


そして、後半は4Pとして
プロダクツ
プロモーション
プライス
プレイス
これらを切り口に計画を具体的に立てる道筋をお伝えしました。


この一連の流れは戦略を立てる上で定石とされるものです。
そして必要最低限のことを漏れなくカバーしています。

しかし、

実際に戦略を立てる時に陥りやすいのが、
やることが膨張することです。


特に計画を具体的に立てる4Pの段階でそれが起こりやすいです。


アイデアが膨らみ、
やれること、やりたいこと、やるべきことが溢れてきます。

考えれば考えるほど全てのことが必要に思えてきます。

そこでお勧めしているのが
やらないことを決めることです。



スターバックスのコンセプトは
サードプレイス、第3の場所というのは有名です。

そのコンセプトを守るために
スターバックスがやらないことがあります。

その一つが、食事を提供しないこと。

食事を提供すると匂いが広がります。
料理の匂いが店内に広がると
職場でも自宅でもない第3の場所という空間が曖昧になってしまいます。

そのためスターバックスで提供しているのは
軽食で匂いのしないものに限っています。


4Pに重ねるとプロダクツにあたる部分、
もし膨張したら、やらないことを決めてください。

同様にプロモーションやプレイス、プライスでもやらないことを決めると
サロンの戦略にエッジが効き、輪郭がはっきりします。

輪郭がはっきりした戦略は、
ターゲットへ直接的に響き、行動につながります。

戦略は、
やることを決めるのではなく、
やらないことを決めることです。


音声配信Podcastでお聞きになるには下の画像をクリックしてください。

200821 ポッドキャストアートワーク完成版


経営業務パートナー/人資産経営の専門家のホームページは、
http://www.bcp-japan.com

番組へのメッセージは、
LINE公式アカウント: https://lin.ee/z9LBKvS



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?