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「サロンのチカラ」084.サロンの戦略デザインはリソースを使え

サロンの戦略を立てる時の落とし穴は、
今ないものを求めることです。


例えば、
立てた計画を実行するためには、これが出来るようにならないといけない。
又、この器具や設備が必要になるという状況。


具体的には、
計画した新しいメニューを展開するため、
新しい技術習得が必要になったり、
新しい器具、設備が必要になることは多いと思います。


新しいことをするためには、
今ないものが必要という前提があるのかも知れません。


もちろん、
そのような状況は多いと思いますし、否定することもありません。


今回お伝えしたいことは、
あるもので立てられる計画があるはずで、
その計画の方が低コストでスピーディーに展開できる。
そして、結果が早く出るということです。


計画は大きく2つに分けられます。
あるもので展開できる計画。
ないものを揃えて展開する計画。


前者は早期に展開でき、短期に結果が出ます。
後者は展開までが長く、その分結果も遅れます。


余裕があれば、長期的な取り組みは選択肢になりますが、
多くの場合はそれほど時間的な余裕がありません。


そうであれば、
あるもので早期に展開し、短期に結果を出すことが理想です。



では、
あるもので展開するとはどういうことか


大阪のユニバーサルスタジオがV字回復した際に取った戦略が参考になります。


ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドというアトラクションがあります。
既にあった人気のジェットコースターです。
ジェットコースターなので前向きに疾走するものを後ろ向きに走らせたのが、
ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド ~バックドロップ~です。

既にあった設備を活用した例です。


ホラーナイトというイベントがあります。
夜のパーク内にゾンビが放たれ襲来される、他にはないイベントです。
このゾンビに扮しているのは日中ほかのイベントに出ているダンサー達です。

既に存在する人という資産を活用した例です。


人気のハリーポッターエリアは本物の世界に入ったような没入感がありますが、
これはもともといた美術スタッフのスキルの高さが発揮されたものです。
既に存在する技術を活用した例です。


これら3つの戦略はすべてもともとあったものを活用し計画しているので早期に展開し、短期に結果が出ました。

同じようにサロンにも必ず計画に活用できる資産、リソースがあります。
そのリソースをなかったようにするのではなく、
すくい上げ、磨き上げ、活用してください。


変わらず来てくださるお客様がいらっしゃるということは、サロンに魅力があるからです。
その魅力の源をたぐり寄せてください。
そうすれば必ずサロンのリソースに辿り着きます。


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