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「サロンのチカラ」090.コミュニケーションを変えると関係性が変わる【イントロダクション】

美容師さんとお仕事をさせていただき30年程になりますが、
接客力の底力が高いとつくづく感じます。

サービス業の中でも美容師というお仕事は別格に接客力が求められますし、
それに応えられる美容師さんも多い。

そんな美容師さんですが、
スタッフ間でのミスコミュニケーションやディスコミュニケーションは案外多いように思います。


お客様とはしっかり取れているコミュニケーションなのに、
スタッフ間ではしっくりこない…

お客様とのサロンワークでは輝いているのに、
スタッフルームでは空気感が良くない。

それが影響してか、人が続かず辞めてしまう。
求人をかけても応募がない。

輝いていたサロンワークもくすみがちになり、
体力的にキツく気持ちも折れそうになる。

売上はジワジワ下がっているし、
新規客も増えない。

何か取り組みを始めようにもスタッフ間の噛み合わせが悪い。



これらはいわゆる現象であって、
それぞれの根っこには共通した原因があります。


それは「緊張感」です。
緊張感という原因が、先に述べた現象を引き起こしていると言い換えられます。


また、この緊張感はスタッフが抱えている感情とも言えます。
本人の自覚は別として…



では、この緊張感をなくすにはどうしたら良いか?



その要点をお伝えすると、
緊張感をなくすのではなく
安心感に変えることで起こっている現象を根っこから変える。


コミュニケーションの究極の目的は
安心感の提供すること。


では安心感を提供するコミュニケーションはどうすれば良いのか?



ステップ①として2つあります。

相手の会話を評価しない

相手の会話を盗まない


コミュニケーションとはキャッチボールとよく言われます。
でも、実際はドッジボールになっていることが多い。


ボールを受ける際はその体制を取り、
相手には取りやすいボールを投げるのがキャッチボールです。


一方、ボールを持ったら相手に当てにいくのがドッジボール。

受ける時は強いボールを弾かないように受け止めるか、
当たらないようにボールから逃げます。


投げ手と受け手が入れ替わるのはキャッチボールもドッジボールも同じですが、
前者に勝ち負けはなく、後者には勝ち負けがあります。



コミュニケーションに本来勝ち負けはないはずなのですが持ち込んでしまうことがある。



緊張感に晒されるドッジボールのコミュニケーションを
安心感が溢れるキャッチボールのコミュニケーションに変えるのに大切なのは聴くこと。


でも、聴くことは案外難しい。
難しいには難しい理由があります。


それを克服するのが先程お伝えした2つ、


相手の会話を評価しない

相手の会話を盗まない


今回はイントロダクションとして、
コミュニケーションを変えるとはどういうことか?
どういう意味があるのか?
についてのお伝えでした。


次回は、
ドッジボールからキャッチボールのコミュニケーションに変えるための2つについてお伝えします。


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