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「サロンのチカラ」064. 人が辞めない「メニューづくり」

人が辞めないこととメニューづくりとでは、あまり関係がないと感じるかも知れません。しかし、メニューには多くの役割があり、その内の一つと人が辞めないことが強く関係しています。

詳しい説明に入る前に
メニューが果たす役割について簡単に整理します。

大きく3つあります。

お客様の課題を解決する
サロンの持ち味を表現する
サービスをお金に変える


最初の2つについては、別に機会に触れることにして、
今回は「サービスをお金に変える」ことについてお話しします。


一生懸命身につけた技術力と接客力を
ヘアデザインという商品に変えて提供するのがサロンのビジネス。

そして、ヘアデザインを完成させるのがメニュー。


このメニュー価格、どのように決められているでしょうか?

例えば、
原価から設定する方法でしたら、
材料代がメニュー価格の10%になるよう設定したりします。


時間から設定する方法でしたら、
10分あたり1,000円になるよう設定することもあります、


ここでのポイントは、
メニューの「価格」を設定しているけれども
「利益」は設定していないことです。


冒頭で、
人が辞めないこととメニューづくりとでは、あまり関係がないと感じるかも知れません。とお話ししました。

人が辞めないために経済的な豊さを提供する必要がありますが、
それを実現するのは、メニューの価格ではなく利益です。


そのため、

人が辞めない「メニューづくり」に必要なのは、メニュー毎の利益を考えて価格を設定するということです。


では、
メニュー毎の利益とは何を指すのでしょうか?
メニュー価格から材料代を差し引いた差額を利益と考えて良いでしょうか?

商品を販売するお店では、そのように考えますが、
サービスを提供するために時間を要するビジネスでは「時間」の切り口が大切です。

サロンの場合、

メニュー価格から材料代を差し引いた差額を費やした時間(分数)で割った数字を利益と考えます。

これを1分あたりの利益と言います。


1分あたりの利益が多いほど、
スタッフさんに経済的な豊さを多く提供することができます。


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