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第28回キース・ヘリング展 アートをストリートへ(森アーツセンターギャラリー)/Tokyo Friday Night Art Club

昨日12月29日(金)は、28回目の東京藝術鑑賞金曜夜行俱楽部でした。
年内最後のツアーです。
通常は仕事が終わった後の倶楽部活動ですが、すでに仕事納めだったので、特別版ということで、夕方から美術館訪問です。

今回は、森アーツセンターギャラリーで開催されている「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」に行ってきました。

キース・ヘリング展
アートをストリートへ
(森アーツセンターギャラリー)

誰もが知っているキース・へリング。
あのキャラクターやアートは、とっても独特で、印象に残りますよね。
山田もいろいろなところで目にしています。

金曜夜行倶楽部の活動としては、頭を使わずに、チルをしながら、リラックスして、鑑賞できる展覧会でした。
2023年の最後の展覧会として、本当によかったです。

キース・へリングは、1980年代のニューヨークで活躍したアーティストです。
80年から90年までの約10年の活躍期間だったんですね。
90年2月に31歳の若さで、エイズによる合併症のため死去されてました。

作品は知っていましたが、その人生はまったく知りませんでした。
今回の展覧会で詳しく知ることが出来ました。

社会貢献活動にも積極的で、AIDS予防啓発活動や子どもたちの支援活動、人権問題、薬物禁止などの取り組みにアートで関わっていました。

生前に、キースへリング財団を設立していました。

1988年にはエイズ感染と診断され、その翌年に財団を設立しました。1990年31歳で亡くなるまで、アート活動を通してHIV・エイズ予防啓発運動にも最後まで積極的に関わりました。

中村キース・へリング財団のHPより

この財団は、エイズに関連する団体や子供たちへの教育プログラムの資金提供など福祉活動を目的とした設立されました。アート活動の収益などによって運営されています。
たぶん、キース・へリングのアートグッズの売り上げの一部が収益として、この財団の活動に使われていると思います。

キース・へリングの社会活動のアート作品もいくつか展示されていました。
NPOのみなさんにも、ぜひお薦めしたい展覧会です。


こちらの作品は、小学校などのワークショップで活用するアートカード20枚のセットです。これで、自由に物語を考えるそうです。

今回のツアーで、東京藝術鑑賞金曜夜行俱楽部としては、企画展的には41個となりました!

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