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【NPO書評】お金の壁の乗り越え方 50歳から人生を大逆転させる

「50歳シリーズ」が続きます。
今回で38冊目です。

久しぶりの本流の50歳本です。
1971年生まれの著者が昨年出版したものです。
年齢でいうと52歳の時に出版されたものなので、まさに「50代現役」の方が自らの経験を交えながら書かれているものです。
著者はお金の専門家として、経営コンサルタントなどを経て、起業家兼個人投資家としての活動も行っています。
著者プロフィールで「お金の専門家」と書いてある通り、50代の人に向けて、お金関係の話題が網羅的に書かれています。これまで40冊近く読んでいる中で、一番網羅的にまとめられています。

お金の壁の乗り越え方 50歳から人生を大逆転させる
2023/6/7
午堂 登紀雄 (著)

50代向けの本としては、最初に読むのに良さそうです。
ここでお金のトピックスを知って、その中から気になったテーマについて深堀していくというのがよいと思います。
介護、離婚、相続、年金などの問題と想定、働き方や収入、起業と副業と再雇用、投資や資産などなど、50代としての「今」と、これからの20~30年の人生を見据えた「未来」、そして「自分」自身と、パートナー、親、子どもの「家族」という軸で、お金にまつわるものがこんなに想定しなければいけないのかを一気に知ることが出来ます。
入門書として、どんな問題があるのかを把握するための本としてお勧めします。

NPOの方もこれまでNPO活動中心でばりばり活動していた方も、50代になって、今後の準備をしていかないといけないですね。まずは、自分のロードマップを描く、最初のガイドブックとして、まずは読んでみてはいかがでしょうか。

あっ、50歳本を読む楽しみとして、NPOやボランティアのことがどのように描かれているのかを調査することがありますが、本書ではほとんどこれらのことが書かれていませんでした。50代のお金の本として、NPOやボランティアの話題が出てくることを目指したいですね。例えば、50代を心豊かに過ごすために、お金の使い方として、寄付の話題が当たり前に出てくるようなことを目指していきたいですね。


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