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【NPO書評】選ばれる人になる「パーソナル・ブランディング」の教科書

山田も選ばれる人になりたい。。。
そう思って、読み始めました。
これが、NPOの広報・PRにも役立ちそうな本だということにきづいてしまいました。
一つには、団体を人に置き換えて考えて、団体のブランディングを考えていくこと。
もう一つは、団体の代表のブランディングを考えていくこと。

企業のブランディングに関する書籍など、他に出版されています。山田は読んだことがないので推測になってしまいますが、そういう本の内容はNPOにとってはスケールが大きすぎたり、内容が複雑すぎると思います。そういった中で、「パーソナル・ブランディング」という、個人にスポットをあててブランドを考えていくということは、NPOの規模感に会っていると思いました。
本書では個人にスポットをあてているので、自分たちの団体を擬人化してみて、団体のメンバーで、こんなことを考えてみるとよさそうです。
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「パーソナル・ブランディング」で選ばれる人になる!
ステップ1自分を知る|「自分らしさ」を見つけて、ブランドの核を作る
ステップ2違いを出す|「自分ブランド」を確立する
ステップ3発信する【身体編】|強く輝く「自分ブランド」を作るコツ
ステップ3発信する【ツール編】|選ばれる人の「自分ブランド」の伝え方
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こちらは本書の目次になりますが、そのまま、NPOの広報・PRに活用できるノウハウでした。
団体の中で、ワークをしながら、団体のブランディングやPRを考えてみるのもよさそうです。本書を読みながら、ワークができるような内容になっています。

そして、NPOの代表の人が「パーソナル・ブランディング」のために読むのもお勧めします。実際に、代表がNPOの顔として外に出ることが多いと思います。その時に、NPOの代表の信頼がNPOへの信頼につながるケースがよくあります。
NPOの代表の方が自分のことを振り返る機会はあまりないので、こういう本を読んで学んでみるのもよいと思います。

選ばれる人になる「パーソナル・ブランディング」の教科書 
2024/6/26
守山 菜穂子 (著)

CANPAN時代にNPOの広報・PR関係で交流のあった守山菜穂子さんが書籍を出版されたということで、購入して読んでみました。
守山さんはその当時、企業でPRなどのお仕事をされ、NPOの広報・PRにも関わっていました。その後、独立されてブランドコンサルタントをされています。

山田もこの本で書かれていることを実践して、個人の魅力を上げて行きたいと思います。昨年からの50歳本シリーズでは、結構、新しいステージを踏み出すテーマが多くありました。その際に、本書はとても活用できる内容が満載でした。
転職や起業などのテーマですがそれらの本ではほとんど「パーソナル・ブランディング」について触れられていません。
でも、そういった視点をもって、自分の特色を出していくことはとても大事なことです。いろいろな本を読んでいることで、組み合わせの妙を感じます。

ということで、広報・PRに興味関心のあるNPO関係者のみなさん、あるいは個人でNPO支援をされている方に、ぜひお勧めしたい一冊です。

そして、遅ればせながら、守山さん、出版おめでとうございます。


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