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第8回 『TOPコレクション セレンディピティ』『本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語』『田沼武能 人間賛歌」(東京都写真美術館(TOP))/Tokyo Friday Night Art Club

東京の金曜日の夜を美術館でchill outするの巻

6月16日(金)は8回目のツアーでした!
虎ノ門の事務所を17時30分ジャストに出て、日比谷線で恵比寿へ。
ちょっと歩いて、恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館(TOP)に到着。チケットを買った時刻は17時59分!

今回は20時の閉館までの2時間で3つの企画展を巡りました。
東京都写真美術館はだいたい複数の企画展を同時に開催しています。3階、2階、地下1階が独立した展示場になっています。
なので、まずは3階まで上がって、降りて来るのがおすすめの鑑賞法です。

最初は「TOPコレクション セレンディピティ 日常のなかの予期せね素敵な発見」へ。
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4530.html

22人の写真家の作品をいろいろ見ることができ、楽しい企画展でした。写真はそんなに詳しくないので、知っているアーティストもいれば、初めて知った方もいて、すごくお得な感じでした。まさにセレンディピティですね。
その中でも、井上佐由紀さんの赤ちゃんの眼の写真にグッときました。(開場は写真撮影OKですが、撮り忘れました。)
もう一つ、お気に入りになったのは、エリオット・アーウィットさんの作品。1974年にニューヨークで撮影されたものです。約50年前の作品です。

こちらは、会場に描かれていたイラストです。

次は、2階に移動して「本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語」へ。
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4534.html

フランスと日本の写真家がそれぞれの国で生活や庶民をテーマに撮影すると、なんと相似の作品が生まれるんですね。
1912年生まれのロベール・ドアノーは1940年代の作品が多く、当時のフランスを知ることができ、非常に興味深い。
1940年生まれの本橋の作品は昭和の日本をあらためて感じました。
こうして一緒に展示されると、競作感がほんとすごいですね。

最後は、地下1階の「田沼武能 人間賛歌」へ。
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4532.html

田沼武能さんのお名前はなんとか知っている程度で、本当に申し訳ない気持ちです。作品をじっくり見るのは初めてでした。あー、もっと前からちゃんと見ておけば。。。
タイトルの人間賛歌らしく、人物の写真がいいですね。戦後の日本、世界各地の人々の生きているという感じにパワーをもらいました。
あと、田沼武能さんは黒柳徹子さんの途上国訪問に同行して撮影をされていた方なんですね。これはちょっと深掘りしないと!

3つの写真展、堪能しました。
金曜日、仕事を終えた後に、こんな有意義な時間を過ごすことができるとは。
恵比寿で、完全にチルアウトしました。
あらためて東京藝術鑑賞金曜日夜行倶楽部の素晴らしさを感じました。
もっと、みんなにこの楽しみを知ってもらいたい!
これから、金曜夜間美術館評論家を名乗っていきます。

今回のツアーで、東京藝術鑑賞金曜夜行俱楽部としては、企画展的には14個となりました!

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