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ちょっと話したくなる寄付のこと

1.ボヘミアン・ラプソディは寄付の映画だということ。
ライヴエイド(LIVE AID)は「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、「アフリカ難民救済」を目的として、1985年7月13日に行われた、20世紀最大のチャリティーコンサート。観衆は約8万人。
映画の中でも、ライブエイドの発案者であるボブ・ゲルドフが登場。寄付の電話を受け付けるコールセンターのシーンも。目標100万ポンドで300万ポンド(その当時のレートで9億円)を超える寄付が集まる。この時代、電話でクレジットカードの番号を伝えて寄付をする仕組み。

2.奈良の大仏、自由の女神、忠犬ハチ公像
この3つの像の共通点。
ブロンズ(銅)で出来ていることと、寄付で出来ていること。

3.奈良の大仏
奈良時代に「勧進」という寄付で建立。
勧進とは、寺社や僧が寄付を集めること。
聖武天皇の大仏建立の詔という宣言は、日本最古の募金趣意書。それまで、貴族などが対象だった寄付が一般庶民にも門戸を開いた。
奈良時代以降も、鎌倉時代、江戸時代などに戦乱や火事で焼け落ちてしまったが、その都度、勧進で再建をしている。

4.自由の女神
・アメリカ建国100周年を記念して、フランス人が募金を集めて建設。
・台座部分は、アメリカ国民の募金によって集めた。
・1886年完成。
・1983年、自由の女神修復のための資金を集めることを目的としたキャンペーンを開始。会員がアメックスのカードをつかうたびに1セントが寄付される。カード会員数は45%増。カード利用も28%増加。3か月で、170万ドルの寄付に。

5.忠犬ハチ公像
飼い主のことを渋谷駅の改札で待っているハチ公のことが新聞報道され、1934年(昭和9年)に、銅像建設の募金が開始された。
ハチ公が生きている時に募金が始まり、「銅像建設基金募集の夕」が開催された時には、約3000人がハチを見ようと集まった。
1935年(昭和10年)に渋谷駅前に「忠犬ハチ公像」が設置された。集まった寄付は1,864円23銭(約200万円)。手紙とともに、全国各地からの寄付のお金が送られてきたそうです。

6.メタリカ
以前より、フードバンクの支援を行っていた。アメリカ国内や海外などのツアーの楽屋で提供されたケータリングについて、手をつけていないものは地域のフードバンクに支援。
そういった活動はだまってやるのがクールだと思っていたが、SNSの流行で発信していくことの重要性を感じて積極的に発信していくようになった。バンドのファンにも、社会貢献活動の機会の提供をするようになった。そのための財団も作って、メタリカファミリーが社会貢献活動に参加することで幸福感を得られるような取り組みをしている。フードバンクの取り組みにボランティアで参加するとコンサートに無料招待するなど。

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