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第1回 奥武蔵ロングトレイルレース 105K

【概要】


記念すべき第1回大会に
出場してきました

30℃超えの気温や
コースプロファイルの認識不足
補給トラブル・体調管理に加え
エイドの少なさやマーキングの難易度等
様々な悪条件が重なり
苦戦しなんとか完走できた感じです

初回の大会なので
レースの事前情報があまりなく
100kmは何度も走っているし
慣れている奥武蔵だから
なんとかなるだろうと
安易な考えが間違い

辛いも時間が続きましたが
色々な経験や発見もできたので
今後につながる重要なレースとなりました

もっと練習してこのコースを
最後まで走りきれるよう
いつの日かリベンジしたいとおもいます

それにしてもほんとキツかった〜


【備忘録】


第1回 奥武蔵ロングトレイルレース 105K

2023年6月17日(土)・18日(日) (晴れ)

105km 25:15′40″ D+8,300m

男子総合:35位 / 435人
年代別50代:5位 / 157人

完走 252人 / 482人(完走率 52.2%)

距離 105km
獲得標高 8,300m


奥武蔵を走っていると
「奥武蔵ロングトレール105K」の
目新しい標識を見ることがある

様々な山々をつなぎ
奥武蔵を1周できるロングコースだ

TW彩の国・FTR・ぐるぐるMAXで
馴染みのあるコースとそれをつなぐ
未知の区間もあり
興味津々

大会1ヶ月前に同じ奥武蔵で
トレニックワールド彩の国もあるし
同時練習もできる

レース開催の発表と同時に
速攻でエントリーした


【前 日】


AM5:00と早いスタート時間
仮眠所として体育館もあるが
あいにく寝れそうにないので
近郊のホテルで前泊

受付を早々に済ませ
就寝今回もしっかり熟睡でき
気持ちよく当日を迎えた

TW彩の国をピークとして
コンディションを仕上げてきたので
開放感からレース後は暴飲暴食

TW彩の国から4kg増の体重で
レースに挑むことになった

相対的にパワーがない自分にとって
トレランは軽さが正義

体重だけ不安があるものの
体調はバッチリでスタート地点に立った


【中央公園(START)→ 子ノ権現(A1)】


スタート前に前職の先輩と
久しぶりに再会

サラリーマン当時は
ランニングとは無縁

こんなに変わるとは先輩も
自分でさえも思ってもいなかった

懐かしい話も束の間
大会オリジナルソングの演奏が終わると
あっという間にスタートの合図

っていうかオリジナルソングって凄いな

渋滞も予想されるので
比較的前方に並びスタートした

早々にトレイルに入るが
渋滞はうまく避けれた

先も長く険しいので
マイペースに無理せず走る

道中 昨年のTW彩の国で1位
今年は2位の女性ランナー澤田選手と
並走することができ
色々と話させてもらうことができた

そもそもアスリートではなく
メタボ対策からトレランをはじめたそうだ

親近感がもてる

序盤のスローペース中だけでも
ご一緒できたのは幸いだ

子の権現まで一緒だったけど
その後は追いても行けず

とても気さくな方で
すっかりファンになった


→ 子ノ権現
17km 3:11′40″


【子ノ権現(A1)→ 原市場(A2)】


エイドに着くと早々に出発
子の山茶屋に寄り
おかみさんに挨拶してその先を急ぐ

竹寺を経由して原市場まで
south-2とFTRの逆ルート

逆廻りだとコースの様子が変わって新鮮だ

気温も上がってきたが
山深い奥武蔵は涼しく走りやすい

体重増加の分やはり身体が重く
決して軽快では無いが順調に走れている

区間も終盤になりサプライズ
仲間が逆走で応援に

COOLishをもらい元気がでた

また再会すること約束して先へ急ぐ


→ 原市場
27km 4:47′47″(1:36′07″)


【原市場(A2)→ ノーラ名栗(A3)】


ロードを経由して原市場にたどり着く
下界はやはり暑い

原市場からもFTRの逆ルートなので
プロファイルは覚えている

急な登り・下り区間もあるが
中間気持ちよく走れる区間がある

緩やかな傾斜を淡々と登り
平坦な区間にたどり着く

体調の異変に気づいていたが
ここに来て走ることが出来ない

脚は全く残っているし
食べているので
ハンガーノックの兆しもない

ただただ倦怠感が襲う

水分と塩分は十分摂取しているが
熱中症かな?

歩くこともままならず
フラフラ補給食も取れなくなり
とうとう嘔吐

ネガティブな思考が
ぐるぐる回りはじめた

レースばまだ序盤
この先は更に険しい区間
最後まで走りきる自信がない

次のエイドでDNFしようと考えていると
自分を呼ぶ声が・・・

昼間から幻覚かと思ったら
仲間が先回りして
再度応援に来てくれた

あんなに辛かったのに
もう少し頑張ってみようと
元気が出てきた

ここで仲間に会わなければ
DNFしていたと思うので
本当に助かった

エイド手前で一旦コースから外れ
河川敷で一旦身体を冷やすことに

川に浸かっていたら
身体の不調も無くなった

やはり暑さに弱いらしい

結局この区間は歩き倒したが
なんとかエイドに着いた

原市場を出てから
補給を取れていなかったので
ハンガーノック

食べれる物を探すが
残念ながらエイドには食べたいものがない

代わりに自販機でジュースをがぶ飲み
次の長い区間に備えて
ジュースを4本持って再スタートを切った

→ ノーラ名栗
43km 8:22′37″(3:30′50″)



【ノーラ名栗(A3)→ 元気プラザ(A4)】


水浴びとジュースのおかげで
嘘のように完全復活

ここからはポールが使える
足取りも軽くポールの力も相まって
グイグイ登れる

何があるかわからないから
トレランは面白い
諦めなくてよかった

先週この区間試走したので
安心感もある

テクニカルなコースでは無く
各山の獲得標高は高いが
長い登りと下りを繰り返すだけの
比較的短調なコース

問題なのはエイド間が長い
長時間水分補充ができず
水切れを起こす可能性もある

補給食の代替で
ジュースを2L持っているので
ミネラルサプリと併用すれば事足りる

水分を余り取らない自分でも
後半足りなくなったので
他の人は大丈夫だろうか・・・

ジュースの補給だけだったので
後半は流石に力が入らくなってきた

次のエイドはドロップバックもあるし
何か食べられる

ポールを駆使し省エネで下り
なんとか耐え忍んでエイドに辿り着いた

→ 名栗元気プラザ
62km 13:43′36″(5:20′59″)



【名栗元気プラザ(A4)→ ビジターセンター(A5)】


すぐさまドロップバックを受け取り
事前に用意してた豆乳1Lを飲み干した

レース中の豆乳は本当にうまい

荷物の入れ替えをしてると
別選手のペーサーで待機している
仲間が色々と手伝いに来てくれた

気遣いもありすごく助かる

少し休憩し味噌汁ゴハンを2杯食べ
エイドを後にした

周りも暗くなってきたので
ライトを点灯

コース上のマーキングは
見にくくわかりづらい
暗いと尚更だ

初見のコースなので
ロストしそうな箇所は
GPSを頼りに慎重に進む

それでもプチロストを何回もした

エネルギーを補給できたので
徐々に復活してきた

要はちゃんと食べれば
走れるということだ

けれどもその後は
補給食は食べれず

仲間にもらった
リアルゴールドだけでなんとか凌いだが
結局途中エネルギー切れで
結局ハンガーノックになってしまった

後半の刈場坂峠からは
急な下りが長く続くが
足場も悪く力が入らないので
丁寧に慎重に進み
次のエイドになんとか辿り着いた

かなり時間がかかった

→ ビジターセンター
78km 17:40′32″(3:56′56″)



【ビジターセンター(A5)→ 長念寺(A6)】


ビジターセンターに着くと
即座に食べれそうなものを探す

コーンスープがあり最高だ
4杯飲んだら落ち着いた

頭に掛水し気合いを入れスタート

ここも序盤は初見のコース
エイドから飯盛山まで長い林道が続く
道中はエイドを一緒に出た選手と
話しながら登った

トレラン歴も長く
UTMBにも出たことのあるようだ

経験談など話も弾み
眠くなりそうな長い林道が
充実した時間となった

グリーンロードまで上がり
お別れして先へ急ぐ

関東八州見晴台まで来ると
馴染みのコースだ

林道で歩き倒したので
かなり力が温存できた

下り基調の区間を
久しぶりにまともに走ることができた

下り終えるとやはりエネルギー切れで
再びハンガーノックに

手持ちの補給食も試みるが
見るだけで嗚咽がするので食べられない

もうすぐ阿寺諏訪神社のエイドがある
そこまで我慢と思っていたら
神社はウォーターエイドで
補給食がないことに気がつく

絶望していると
顔振峠の茶屋の自販機が空いている事を
教えてもらう

普段夜間自販機やってたかな?

とにかく助かった

コーヒー2杯がぶ飲みして
フラスクの水をジュースに入れ替え再出発
とにかく助かった

なんとか耐え凌ぎ
最終エイドの長念寺に辿り着いた

→ 長念寺
98km 23:26′09″(5:45′37″)



【長念寺(A6)→ 中央公園(GOAL)】


完全パワー切れ
疲労困憊で座って少し休む

食べれるものを探すが
そうめんしか食べるものがない

一口くちにするが
気持ち悪くて食べられなかった

このレースのエイドには
水とスポーツドリンク
時々麦茶があるくらいで
給水の選択の余地がすくない

近くに自販機もなさそうなので
ゴールまではあと少し
無補給で出発することにした

ゴールまではあと7km
遠く長く感じる

途中嘔吐を繰り返すが
もう出るものがない

なんとかトレイルは終わり
最終のロードに辿り着く

ゴールまではあと3km

交差点で知り合いのボランティアスタッフが
誘導で立っていた

声をかけてもらい
少し落ち着くことができた

最後くらいは走ってゴールしようと
心に決め最後の力を振り絞り走る

遠くに見覚えのあるチームTシャツが

早朝なのに仲間が応援に
駆けつけてくれたようだ

朝日を背に神様に見えた

嬉しすぎてやばい

一緒に走り念願のゴール

喜びというより安堵感が半端ない

ようやく終わった

マジでキツかった

→ 飯能中央公園
105km 25:15′40″(1:49′31″)



【結 果】


途中DNFのつもりが
最後まで走り終えることができたのは
応援やサポートしてくれた
仲間の力これに尽きる

今までもそうだが
怪我で走行不能にならない限り
浮き沈みを繰り返しゴールすることが
できることを改めて実感した

ネガティブな思考で
弱気になることが多々あったので
やはりメンタル面が弱い

補給は永遠の課題だが
身体のことが少しわかってきた

自分は汗を余りかかず
水分を取らなくても平気

今回暑かったので
いつもより多く水分をとったが
周りが滝汗をかいていても
ほとんど汗が出ていない

その分小便の回数も多く
量が半端ない

汗が出ないので
体温調節がうまく出来ない
体質のようだ

他のレースでも
水を浴びすると復活することが多い

逆を言えば
水浴びできないと
撃沈することが多い

新陳代謝が活発になるように
体質改善ができるのか
調べる必要がある

またレースでのポールを使用してみたが
かなり有効であることがわかった

登りよりも
下りでの足への負担が軽減されることが
一番のメリットだと感じた

レース翌日以降も
足の筋肉痛や膝の痛みがほぼ無い

歩き倒したってこともあるけれど
こんなにダメージがないことははじめて

大会本番以外は
極力使わないようにしないと
脚力落ちるかも

それくらい効果はあると思う

とにかく奥武蔵ロングトレイル105Kは
様々な条件も含めて
想像以上にハードなレースだった

いつかまた走り切れるようにリベンジしたい



【補 給】


今まで以上に
自前の補給食を食べることができず

特に後半は全く食べていない

ジュースは大丈夫

エイドの食事は物にもよるが
比較的食べることができる

自前の補給食について
色々と試してはいるが
正解が全くわからない



■ Start前
我神散
カツサプ
俺を摂取す

■ 前半(元気プラザまで)
満腹バー △
魚むすび ○
ANODO ○カロリーメイト○
ドライフルーツ(ジンジャー) △
エネモチ△

■ エイド
パン バナナ うどん
味噌汁ごはん

■ 自販機
レモンジュース
フルーツジュース
みかんジュース

■ 後半
魚むすび ×
ANODO ×
カロリーメイト ◯
※補給食はほとんど食べらず

■ エイド
コーンスープパン
他は食べれる物なし

■ 自販機
コーヒー 紅茶 リアルゴールド
ジャスミンティー
みかんジュース

■ミネラル・サプリメント

我神散(8h/毎)
塩分サプリ(2h/毎)
VESPA HYPER(中盤から飲めず)
メダリスト(中盤から飲めず)
カフェイン錠剤(200ml)
俺を摂取す(飲めず)

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