真実性の錯覚とは-行動経済学の理解と実践57
それが正しいのか間違っているのかは抜きにして、何度も同じ情報を聞いているうちに信じ込んでしまったり支持してしまうようになることを真実性の錯覚(Illusion Truth Effect)といいます。認知バイアスの一種です。
何度も接点を持っているうちに好意をいだく単純接触効果とも関連が深いです。
昔から権威主義的な国家の独裁者によって用いられていた手法です。
ナポレオンも反復法といって「同じ主張を何度も何度も繰り返すことで、民衆に真実である受け入れられる」と述べています