見出し画像

【2023年 七夕賞】全頭見解


■1枠1番 エヒト

連覇を狙うエヒト。昨年本舞台では6番人気であったが、2着に2馬身半の差をつけて快勝した。その後、新潟記念では14着と凡走したが、チェンジCを3着、アメリカジョッキー2着と好走した。前走は、初の海外遠征でレッドシーターフ(芝3000)に出走し7着となった。これまでの距離を考えると芝3000メートルは厳しい戦いだったことが考えられる。

海外復帰一戦目、休暇明けが不安だが、好位につけて最後に脚を活かせる展開であれば上位を狙えそうだ。昨年勝ったレースでの再戦、敗退した前走から距離短縮なら巻き返しも期待できるだろう。何かしらの印を検討したい。


■1枠2番 ホウオウエミーズ

前走マーメードSでは、10番人気のところ3着と好走した。重賞はこれまで9戦しているが馬券圏内は前走のみ。単純に重賞成績だけで馬券を検討すると厳しいが、昨年のエリザベス女王杯では重馬場で7着。

その他、重、稍重での好走経験がある。斤量54キロも魅力的。斤量のアドバンテージ、馬場状況次第では、穴候補して検討してみたい馬だ。


■2枠3番 バトルボーン

デビューこそ2着だったが、その後4戦連勝中のバトルボーン。下位クラスのレースとは言え、1番人気に応え4連勝しているのは評価したい。勢いだけでいうとメンバー上位と言っていいだろう。これまで、一貫して芝2000に出走し結果をだしている点も評価できる。

気がかりは、津村騎手への乗り替わり。これまでC.ルメール騎手で連勝してきただけに、ここでも騎乗してほしかった。騎手が気になるところだが、4連勝中の勢いがあれば、重賞初制覇も夢ではないはず。重めの印で検討したい馬だ。


■2枠4番 ククナ

2歳、3歳春まで重賞路線だったが、それ以降は重賞に一切出走せず下位クラスでの競馬生活をおくってきた。重賞では桜花賞6着、オークス7着と掲示板外であったが、クイーンC3着、アルテミス2着の実績を持っている。

下位クラスでは、ほとんどのレースが馬券圏内であり、全体の成績をみても、悲観するような馬ではない。ただ、重賞での勝ち星がない、また、重賞自体もここ数年遠ざかっていた、という点を踏まえると、印をつけるのは厳しいと言えそうだ。


■3枠5番 カレンルシェルブル

前走の新潟大賞典では4番人気に支持されたが10着と惨敗。ただ、レース間隔が近かった、不良馬場という点を踏まえ、本来の力が発揮できなかったと考え度外視したい。芝2000メートルの成績は13戦4-2-2-5、掲示板外も2戦のみであり、安定した成績を出している。夏競馬での好走経験もあるため、穴馬候補として検討したい馬だ。


■3枠6番 サンレイポケット

8歳、32戦5勝 [5-4-5-18]、最後に勝ったのは2年前の新潟大賞典、今年は3戦すべて掲示板外。斤量もトップハンデではないが58キロである。かなり厳しい状況であることは間違いない。

直近2年は数々の重賞に挑戦し、今年は天皇賞春の大舞台も経験している。強い馬たちとの競馬経験は活きると信じたいが、馬券圏内へのハードルは高そうだ。予算に余裕があれば白三角で検討がギリギリと言いたい。


■4枠7番 トーラスジェミニ

最後に勝ったのは2年前の七夕賞。昨年は同レースを16着。その他も二桁着順が多い。厳しい。


■4枠8番 ガロアクリーク

最後の勝ち星は3年前のスプリングS。ここ数年は芝1800が多く。勝利もしていない。芝2000での巻き返しは酷な話と言えそうだ。厳しい。


■5枠9番 レッドランメルト

芝2000より、芝1800での好走が目立つ。条件が合ってないと考える。


■5枠10番 グランオフィシエ

16戦で重賞出走は2戦。しかも、2戦とも二桁着順。昨年の春競馬ぐらいまでは芝2000で好走していたが、以降は凡走。むしろ、距離を伸ばした芝2200、2400で好走しており。再び芝2000で活躍できるのかが不安。


■6枠11番 フェーングロッテン

昨年ラジオNIKKEI賞で重賞初制覇を達成。その後、新潟記念で3着と好走したが、菊花賞では15着と惨敗。今年は、昨年までの脚質とは違い、逃げ戦法で中山記念2着、金鯱賞2着、鳴尾記念2着と馬券圏内100%できている。

昨年の夏から勝ち星から遠のき、今年はあと一歩まで来ている、そろそろ重賞2勝目をあげたいところ。舞台は、重賞初制覇を達成した福島。舞台は好材料と考えたい。期待したい。


■6枠12番 ショウナンマグマ

今年、重賞に4回出走しすべて掲示板外。しかも二桁着順が3回。勝ったレースはリステッド、1勝クラス。しかも芝1800。さすがに、能力と適正を考えると、ここで結果を残すのは難しいだろう。


■7枠13番 ヒンドゥタイムズ

7歳。今年、小倉大賞典で重賞初制覇した。直近2年、重賞に出走しているが、馬券圏内は小倉大賞典と、小倉記念。ベテランである武豊騎手が騎乗したレースでも3年前のチャレンジCで3着があるが、ここ最近は6、7着と掲示板外。今回、団野騎手、そして斤量もトップハンデ58.5キロを見ると、更に馬券検討から遠ざかる。


■7枠14番 テーオーソラネル

現在3連勝中のテーオーソラネル。昨年は、1勝クラスで掲示板外や12着という成績があったが、今年は好走が続いている。今年は芝2000メートルに出走、昨年まで芝2400、2200メートルに出走という内容からすると、この馬は芝2000メートルが適正と考えられる。重賞未経験だが、3連勝中というのは魅力的。勢いに乗って上位争いをしたいところだ。期待したい。


■8枠15番 セイウンハーデス

昨年は、日本ダービー11着、菊花賞17着とクラシックに挑戦したが惨敗した。ただ、その他、朝日セントライト記念4着、ことしは3勝クラス1着、新潟大賞典2着と芝2000、芝2200では好走している。G1の結果から力負けが否めないが、クラシックの距離にハマらなかったという視点も考えておきたい。

今年は1着→2着と連対しており、前走では不良馬場であったが逃げ切りで力強い走りを見せてくれた。惨敗したとは言えクラシックで強い馬たちに揉まれた経験、重賞経験を踏まえると、ローカルG3で通用しないはずがない。期待したい。


■8枠16番 シフルマン

今年、金鯱賞を13着、小倉記念を14着と重賞で二桁着順。過去を遡っても好走経験がないどころか凡走続き。鞍上はテン乗りの大野騎手。さすがに厳しいと言わざるを得ない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?