樹木や草花のための、雨、気温、日照2020年6月(三重県桑名市)
はじめに
樹木や草花などの植物が育つには、水分、光、そして温度が必要です。
特に水分は、土が水分を失って根が乾燥してしまうと植物は枯れてしまいます。
光や温度に比べて、失われた時間が短くてもダメージは大きいです。
人間で例えると、食べ物や水分に比べて、呼吸で酸素が吸えないと短時間でもダメージが大きいようなイメージでしょうか。
という訳で、土の乾き具合、水やりの参考にするために、雨の降水量を記録していきます。
一番の目的は、何日間雨が降っていないかを把握することです。
自分の印象では雨がよく降っていたと思っていても、実際は一週間以上雨があまり降っていない期間もあった、なんてことはよくあります。
また、主の目的は降水量ですが、ついでに合わせて気温(最高気温と最低気温)と日照時間も参考に記録します。
気温の高さは土の乾燥に影響してくるのと、光合成スピードにも影響してきます(一般的に30℃を超えると低下してくる)。
日照時間は光合成の量に影響します。
データは気象庁の気象観測データを参照にしています。
(気象観測データは色々眺めているだけでも面白いです)
最初なので補足も書いておきますが、本来は表計算ソフトでグラフにするのが一番分かりやすいと思います。
でも手間が掛かると続かないので、とにかく簡単に記録できて、しかもグラフ風になるようにしました。
しかも降水量、日照時間、最低気温、最高気温の4つのデータをまとめてしまいます。
数値は小数点以下を四捨五入しています。
内容は以下の凡例を参考にしてください。
データの地点は、私の一番近所の三重県桑名市です。
凡例
↓ 200601は2020年6月1日
↓ r01は降水量1mm
↓ s02は日照時間2時間
↓ 数字は小さい方が最低気温℃、大きい方が最高気温℃
<ここからが気象データです>
桑名
200601 r01s02---------------17-------25
200602 r00---------s10---------20--------29
200603 r00-----s06------------19--------28
200604 r00-------s08-----------20-------28
200605 r00---------s10---------20---------30
200606 r00---s04-----------------22--------31
200607 r00------------s13------20-----------32
200608 r00----------s11------18-----------30
200609 r00---------s10----------21--------29
200610 -s02---------------r17---21-----27
200611 s01---------------------22r23--26
200612 s01----------r11----------22-----28
200613 s00--------------------21r22--25
200614 s00----r05---------------21-----27
200615 r00-----s06----------------23--------32
200616 r00-------s08-----------20-----------32
200617 r00----------s11------18----------29
200618 s00 -----------------18-----24---r28
200619 s00 ----------------17----22---------------------r44
200620 r00-----------s12------19---------29
200621 r00-------s08---------18---------28
200622 r00-s02------------------21--------30
200623 r00-----------s12---------22--------31
200624 ---s04----r09------------22------29
200625 s00----r05----------------22----27
200626 ----s05---------r15--------24-------32
200627 r00----s05----------------22---------32
200628 --s03------------r16----21-------29
200629 r00---------s10----------21---------31
200630 s00 --------------------21--24------------------------r49
(今月のトピックス)
6月1~9日 9日連続晴れ(降水量0~1mm/日)かつ夏日(最高気温25℃超え)
6月5~8日 4日連続真夏日(最高気温30℃超え)
6月10日 東海地方に梅雨入り宣言が出ました
6月10~14日 5日連続降雨(降水量5~23mm/日)
6月14~17日 3日連続晴れ
6月20~23日 4日連続晴れ
(今月のまとめ)
降水量合計242.5mm、降水日数13日 [過去5年間の6月降水量:176mm、253mm、136mm、264mm、259mm]
気温最高32.2℃、最低17.0℃(平均気温24.0℃)、真夏日(30℃以上)9日 [過去5年間の6月平均気温:22.5℃、22.9℃、21.8℃、22.5℃、21.8℃]
日照時間合計167.4時間 [過去5年間の6月日照時間:175h、198h、229h、149h、139h]
6月の一番のポイントは、上旬に9日連続の降雨無しがあったことでしょう。
10日に梅雨入りし雨も降っているので、この6月は植物にはうるおいたっぷり!の印象かも知れません。
でも上旬の雨無し期間、しかも気温も真夏日が4日と気温も高く、ここで乾燥のダメージを受けた植物も多いと思います。
また梅雨中でも、3日連続と4日連続の雨無しがあったのであまり油断はできません。
地植えの植物でしっかり根が張っていれば、3~4日で土が乾燥してダメージを受けることはないですが、植えたばかりの樹木や、根の浅い草花類、鉢やプランター植えは梅雨の期間でも注意が必要です。
東海地方で見ても、6月の真夏日日数は名古屋で15日と76年ぶりに最多記録を更新。岐阜市も17日と126年ぶりに記録更新となりました。
雨は降っていますが、例年より暑い6月だったと言えるでしょう。
過去5年間と比べてみると、
降水量は普通、
平均気温は22℃台が3回、23℃台が2回なので、1.1~2.2℃も高い、
日照時間は普通、
といったところで、やはり気温の高さが目立ちました。