RMU・竹内志央理プロ

麻雀プロで、クイズを愛好されていたRMU・竹内志央理プロが亡くなられた。

夫・宮田プロのXのポストから。

2014年、私は「麻雀スリアロチャンネル」にクイズ番組「クイズスリアログランプリ」の企画を持ち込む。
この番組は幸いにもヒットし、やがて「クイズLIVEチャンネル」の設立にも繋がり私自身にとってとても大きなターニングポイントとなるのだが、
番組のヒットは出演にご協力いただいた麻雀プロの方々のお陰である、ということはいうまでもない。
その中のお一人に竹内さんがいらっしゃった。

その後、私自身の麻雀とクイズを絡めた活動にもたびたびご協力をいただいた。

2019年夏、麻雀スリアロチャンネルの番組で「闘牌列伝クイズ王祭り2予選会」という企画を行った。
同年1月に制作した番組「闘牌列伝クイズ王祭り」の第2回が決まり、プロの出場枠を1つここから決めようというものだった。
竹内さんも出場され、見事優勝し出場権を得る。

このとき、その様子をハッキリとは見ていなかったが、ものすごく喜ばれていたことを後に聞いた。

「闘牌列伝クイズ王祭り2」は2020年春に行われるはずだったが、コロナの第一波にあたってしまい一週間前に中止が決定。

その後、番組の復活を目指していたものの、年月を経たことで難しくなった事情も多々あり、活路を見いだせなくなっていた。
番組を畳もう、と思うのは簡単なこと。
しかし、そもそもこの番組自体に私は強い思い入れがあったので、ずっと可能性を追っていた。

その「強い思い入れ」の理由の一つに、「予選会を優勝した竹内さんがものすごく喜んでいた」というのがあったのは間違いない。

特定の誰かのために、というのはあまり私の考え方にはない。
ただ「予選会を実施し、優勝された方への約束を果たす」というのは、制作する側の責任。
どなたであってもだが、すごい喜んでいたことを裏切るわけにはいかない。

なんとか活路を見つけ、2023年9月に「闘牌列伝クイズ王祭り2」は無事放送。
私自身が本当にやりたいことをやれた番組だったと今でも思う。
出場された竹内さんは見事決勝進出、3位となった。

終了後のインタビューの言葉がいまでも引っかかる。
私は「相手が話さない限り、他人には踏み込まない」をずっとモットーとしており、
いま思うと竹内さんはあの頃も決して思わしくはなかったのかもしれない。
(実際どうだったかという答え合わせはするつもりはないですが…)

私が「麻雀」と「クイズ」をあわせた活動をしていられるのも、その活動にご理解・ご協力をいただけている皆様のお陰であるが、その中の一人に竹内さんはいらっしゃった。
私は皆さんが楽しむ場所を提供することしかできない。
それを楽しんでいただけていたとしたら、とてもとても有り難いことである。

竹内さん、本当にありがとうございました。
ゆっくりお休みになってください。

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