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Road To Download UK⑤:「来たぜ! ダウンロード」
早朝、目が覚める。疲れ果てて眠ったはずですが目が覚めてしまいました。時差ボケかと思ってたんですが、これ単に興奮して寝れないだけな気がする。遠足前の小学生状態。
せっかく目が覚めたので昨日(Day1)をレポートしておきます。ちなみに今は朝6時半。今日はこのあとDay2でいよいよメイデンを観る予定。
さて、まずは会場までの情報を。昨日もやはり早く目が覚めたので近くのスーパーのカフェで朝食。
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コーヒーと水も買ったら10ポンド弱。けっこういい値段ですが朝食だけなら4.95ポンドなのでこんなものかも。量も多いし味も良かった。
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初日は13時からで入場可能なのも正午からなので少し散歩。ちょっと歩いただけで由緒ありそうな寺院を見つけました。レンガの街並みは絵になる。あと、天気が良い。6月のイングランドはかなり天気が不安定と聞きましたがこのまま晴れるだろうか。
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頃合いを見てドニントンパークへ移動、移動はGoogleマップとシティマッパーというアプリを利用。UKの移動はシティマッパーの方が便利ですね。情報が細かい。
バスはskylinkという路線で、三日間乗り放題のZigzagパスなるものを購入。運転手さんに言えば売ってくれます。パスと言ってもレシートのような紙で、QRコードが印刷されているもの。このコードをかざすと精算できます。
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だいたい30分ぐらいで会場最寄りのバス停に着。みんなが降りたところで降りたんですが、この時Googleマップのバス停とちょっと違うところで降りた気がしたんですよね。これが帰りにトラブルの種になるのですが、とりあえずこの時は人の流れに沿って歩いて行きます。
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しばらく歩くと係員が出てきます。ここまで10分くらい。これがドニントンパークへの入り口っぽい。
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で、ここからアリーナまで歩くんですが…これが予想外に長かった。
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遠っ!
Googleマップとかで検索すると、ドニントンパークまでバス30分、徒歩40分、って出るんですよ。これ、単にパーク内の登録位置の問題かと思っていたら本当でした。入り口からアリーナまでが超長い。これ、中でキャンプしない限り外部の宿からだと最低30分は歩きますね。その覚悟は必要。たぶん、中にタクシー乗り場とか、もっと近くに着くバス停もありそうだけど…Googleマップ先生が教えてくれないものは僕の世界に存在しないのです(涙)。
さて、いよいよ入場、テンション上がります。
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おお! 来たぞ! 遂にドニントンにたどり着きました。ライブはまだなのでとりあえず色々見て回りつつ、ホットチケットアップグレードという「ゲストエリア」に入れるオプションをつけていたのでそのリストバンドを受け取りに向かいます。メインのチケットはeチケットで携帯で受け取れるのですが、ホットチケットはゲストエリアの右にあるボックスオフィスで名前を言えば交換してくれるそう。
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ひとつ、文化の違いを感じて面白かったのが、行列ができている店があったんですよ。
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これ、何の店かなぁ? と思ったらなんとタトゥーショップ。みんな気軽にタトゥー入れています。金額は50ポンド〜400ポンド。思わず入れたくなったけど我慢。
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会場の様子はこんな感じ。ちょっと遊園地みたいなコーナーもあります。
会場の様子 #DownloadFestival pic.twitter.com/lvMqlc5mY1
— 𝔳𝔞𝔧𝔯𝔞-𝔦𝔡 (@vajraid) June 11, 2022
ホットチケットを入手してゲストエリアに入場。ただ、ホットチケットってゲストエリア入場権だけじゃなくてドリンクチケットやミールクーポン付きだと思ってたんですよ。それは「ホットチケットプラス」なるもので、単なるホットチケットは入場できるだけなんだそう。ガーン⁉️ けっこう高かった(124ポンド)のに…。ちなみな、そんな高いゲストエリアなるものがどういう場所かはこちら。
ゲストエリア #DownloadFestival pic.twitter.com/5p9WApj333
— 𝔳𝔞𝔧𝔯𝔞-𝔦𝔡 (@vajraid) June 11, 2022
…ぶっちゃけ、外とあまり変わりません。多少空いてるのと、テント付きの休憩所がある、ぐらい。あ、あとタトゥーショップに並ばずに入れた。タトゥー入れる人にはいいのかも知れませんが、僕にはあまりメリットなかったなぁ…。
気を取り直してとりあえず腹ごしらえ。朝、ベーコンやソーセージも食べたしけっこう揚げ物系だったので何か違うものを探してみようと思ったらビーガンフードなるものを発見。ビーガンケバブというものを頼んでみました。10ポンド。
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10ポンドって日本の感覚からすれば高めですが、その分量も多い。フェス飯にしてはかなりレベル高かったです。ビーガンということで野菜感があるか、というと一応サラダ付き。メインは大豆肉ですが、スパイシーな感じで完璧酒のつまみ。ヘルシーフードな印象はありません。日本で食べるビーガンフードより全然美味しい。揚げ物とか肉に胃腸が疲れる人にはオススメ。僕は普段はそんなに気にしませんが、今回は一人旅なのと時期も時期なので体調管理は万全に。お腹を痛めてもし発熱したらタイミング次第では飛行機に乗れなくなりますからね。
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会場の下見もしたし、アルコールを入れたのでいよいよライブへ。まずはメインステージに突っ込んでみます。
Bury tommorow 久しぶりにモッシュ❗️ #DownloadFestival pic.twitter.com/Oq6z1MU6fp
— 𝔳𝔞𝔧𝔯𝔞-𝔦𝔡 (@vajraid) June 11, 2022
メタルコアバンドのBury Tommorowがライブ中。ここ2年遠ざかっていたモッシュピットが❗️ 激しい。このバンドはUK、地元のバンドみたいですね。そこそこ人気ありそう。合唱も起きていました。
Tempt #DownloadFestival pic.twitter.com/VLVYhE0cRZ
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違うステージに移動して、Temptのライブを少し。USの若手バンドのようです。80年代のメタルを引き継いだメロディアスな感じ。ベースがアフリカ系なのが目を惹きます。
再びメインステージに戻るとSkindredのライブ中。
Skindred #DownloadFestival pic.twitter.com/29GoJLHP6K
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以前、ラウドパークで見たことがありますが今日も変わらずノリノリ。ライブで盛り上げるのがめちゃ上手いバンド、のイメージ。外さないバンド。
Skindredのライブを聴きつつDogtooth Stageへ移動。アリーナ内には四つのステージがあり、Dogtoothはテントの中でやや狭目、ライブハウス感があるステージです。
Bokasa #DownloadFestival pic.twitter.com/g000fck4lj
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ついたらBokassaがライブをしていました。このバンド面白いバンドですよね。スリーピースのロックンロールバンドなんだけれどちょっとストーナー感もありつつ、妙なポップさもあったり。
そして今日の個人的な目玉、ブリティッシュライオン(というかスティーブハリス)です。
British Lion #DownloadFestival pic.twitter.com/ivWidyXGA0
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おお! すげーいいバンドになってる! というか、メイデン感が増しています。デビューアルバムは正直「スティーブハリスの息抜き」という印象でしたが、セカンドアルバムは明らかに進化していて、メイデン感(ハリスが作曲にも関わっているのでどうしても出てくる、いやむしろ期待される)と、それだけではないオリジナリティみたいなものがうまくミックスされて個性が出てきたなぁ、と思っていました。ライブを見ても、ベースの安定感に比べてドラムやギターにこなれないところはあるものの(というか比較対象がメイデンになってしまう。それは酷)、ボーカルも安定していたしライブの高揚感がしっかりありました。
このバンドって、ハリス以外のメンバーは無名というか、多分プロのミュージシャンではあったんでしょうけれど世に出てきていない人達でした。いわば万年県大会止まりのチームに突然世界レベルの監督(ハリス)が来たようなもので、最初はやはり監督のイメージを具現化できていなかった感じもしたんですが、流石はハリス。しっかりとした音像を具現化しています。明日のメイデン への期待がさらに高まるライブでした。
そのまま同じステージでRed Fangがスタート。見て行きます。
Red Fang #DownloadFestival pic.twitter.com/hZSNL80iMf
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アルバムは好印象だった記憶がありますが、改めてライブを観たら人間椅子っぽいですね。ボーカルも2人いるし、片方が高音が出る素直なボーカル系、もう片方がちょっと歪んだ声系でこの分担もワジーと鈴木研一に近い。ただ、ツインギターなのもあるのか、全体としてステータスをもっとパワーに振っている印象。悪魔的なおどろおどろしさもありますが、人間椅子に比べると力押しな感じがします。けっこう人気が高いようで観客が多かった。ストーナーな感じ。
最後、トリを務めるのはKISSです。
KISS #DownloadFestival pic.twitter.com/vhIJCOxYDR
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ド派手ズオズド派手。しょっぱなからパイロ出しまくりです。観客も歓喜。初めて生で観ましたが、やはり演奏が上手いというかタイトですね。ボーカルの衰えが指摘される記事とか多いですけど、演奏は予想以上にタイトでした。これはカッコいい。ある時期から新譜を出さず、頑なに70年代直結型のアメリカンハードロックを奏で続けている(90年代以降のアルバムは実験的なものもあったが今ではほとんど演奏されない)印象。ただ、同じくUSハードロックの雄であったエアロスミスがフェードアウトし、ヴァンヘイレンが伝説になってしまった今、KISSが活動を続けていてくれるのは奇跡のようなものです。観れて感謝。
名残惜しいですが明日(メイデン)があるので少し早めに撤収。また30分かけてパークの外まで歩き、バス停に向かいます。
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何っ! ダウンロード期間中はバス停閉鎖⁉️
地図アプリで示されたバス停についたら非情な張り紙が。どうせいっちゅうねん。僕はskylinkという通常のバスを使って移動したんですが、ダウンロード期間中だけ特設バスも出ているんですよね。そっちはちょっと路線が分からなくて、僕の取った宿の近くに停まるか不明だったので通常のバスにしたのですが…こんな罠があるとは。これ、ネットにはない情報です。事件は現場で起きている! 巻き込まれたくなかったけど。
で、どうするか。一駅歩くことにしました。バス停一駅なら10〜15分くらいでしょう。ただ、次の駅もクローズしていたら堪らないので軽くジョギング。
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次の駅はどうやら閉鎖されていないようです。本当に来るのかドキドキしていたら無事バスが来ました。10時22分バス着。1時間に一本のようなので気をつけねば。まぁ、これが無理なら会場でなんとか特設バスにたどり着くしかないですね。
なお、閉鎖されているバス停には最寄りのバス停はDHL Cargo Westと書かれていますが、このNags Headも同じくらいで付きます。両方歩いたから確か。行きで降りた駅がDHL Cargo Westでした。ノッティンガム方面から行くときはNags Headで乗り降りした方が距離が近いので楽です。
そんなこんなで23時に帰宿。だいたい1時間半かかりました。バスに乗れば早いんだけど、乗るまでが大変! というかアリーナからドニントンパーク出るまでが長いです。
ただ、考えてみればフジロックもそうですよね。フジロックはステージ同士が遠い。ダウンロードはステージ間は近いですが、アリーナから出口までが遠い。野外フェスは徒歩が付き物ですね。とはいえ、基本的に公園の中を歩くのでそんなに苦痛でもないです。自然たくさん。
というわけで一眠りして今に至ります。
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そういえば昨日は雨が降りませんでした。素晴らしいライブ日和。長靴と防水コート用意してきたんですが出番なし。今日はどうだろう。
それでは良いミュージックライフを。
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