あのマヨネーズやあのチーズケーキに負けないような至高の麻婆豆腐を作りたい。
プロローグ
今日の話はアグクルの代表の小泉の話ではなく、発酵食品を研究して糀が大好きな24歳の若者として読んでほしい。
今日は金曜日。
私は東京から宇都宮に帰宅するための電車に乗っている。
明日と明後日は休みだからといって、いま、私は糀(こうじ)をふんだんに使ってただただおいしい麻婆豆腐を作れないかとふと考えている。
あー麻婆豆腐が食べたい。
私は今年に入っておいしい麻婆豆腐に出逢いたいという欲がすごい。
きっかけは昨年、横浜の中華街で花椒がきいた絶品の麻婆豆腐を食べたこと。
それからというもの至高の麻婆豆腐を求めて味覚の旅に出ている。
電車に乗りながら糀レシピを探していた今日、ふと頭の中に麻婆豆腐のことがよぎった。
「麻婆豆腐をつくるときのコチュジャンやマーラージャンとかも中華味噌って思えば糀×花椒などをブレンドすることで至高の麻婆豆腐を作れるのでは?」
と思いついてしまった。
マヨネーズやチーズケーキを目指して
最近、鳥羽シェフが監修した「(ふつうの)マヨネーズ」がSNSを中心に大変人気になった。
味、デザイン、世界観・コンセプトが素敵だなと思った。
「普通」じゃないんだ、「ふつう」なんだよね、こういう商品作りたいな。
そしてもう一つ、素敵だなと思うのは田村シェフがプロデュースする「Mr. CHEESECAKE」だ。
『世界一じゃなく、あなたの人生最高に。』というコンセプト。
いけすぎてんじゃねーか、こういう商品作りたい。
結局、至高の麻婆豆腐を食べたいだけなのに
気づけば起業して経営4年目を迎える私は良い意味で経営者として成長したと思う。
「この商品を世の中に出すことはトレンドを掴めているか」や「グローバルの視点で見たときでも天井を迎えず成長できる可能性があるか」などを自然と考えるようになっている。
でもその思考によって、アイデアベースで私の中で没になったり、優先順位をつけてなかなか実現しない商品がたくさん生まれている。
糀×花椒でつくる至高の麻婆豆腐の素もその一つだ。
あー、また市場規模とか調べちゃった。
ざっくり見ると日本の中華調味料市場は600億円前後で、そのうち約30%の150億円が麻婆豆腐市場かと。
小さくはないけど、会社として今リソースを割いて商品開発をする市場かと問われれば難しい。
いまから少し難しい話をするからすっ飛ばしてくれてもいい。
「100円のコーラを1000円で売る方法」で有名な永井さんはバリュープロポジションという概念で、戦わずに独自のポジションで売る仕組みついて述べている。
バリュープロポジションについて詳しく話すと…なんて思ったが、今回はそんな内容が書きたかったわけではなくて、至高の麻婆豆腐をどうしたら作れるかについての話だった。
なので噛み砕いでいうと、お客さんに求められていて他が真似しにくくて、自分たちにしか作れない商品みたいな感じだ。
その視点でいうと糀×花椒でつくる至高の麻婆豆腐の素は少しだけ遠くて、私が作りたくてただ食べたいだけだ。
始まるかもしれない、休日の商品開発が…
note書いてうじうじしていても至高の麻婆豆腐が生まれないことを私は知っている。
数々の商品開発に取り組んできて、答えは現場にしかない。
ということは作るしかないのだ、でも私に与えられた時間は休日のみ。
なんだかんだ平日の日中は社外の打ち合わせや社内のミーティングなどによって趣味の至高の麻婆豆腐のために割いている時間はない。
うん、ならば時間はかかっても休日は少し糀×花椒でつくる至高の麻婆豆腐づくりに勤しんでもいいではないだろうか。
エピローグ
今日は真面目にふざけたnoteにしてみました。
この後、私が至高の麻婆豆腐作りに勤しむのかはあなたのご想像にお任せします。
気づけばアグクルの事業規模を規模を越えているかも知れない。
そしてマヨネーズやチーズケーキに並んで、麻婆豆腐が注目されているかも知れない。
そんな日が来たらぜひあなたのお口にも花椒のピリッと感の後にくる糀の甘みと甘みという最高の食体験をお届けしたいと思います。
ではでは、良き休日を。
ここまで辿り着いてくださったあなたへ。人生で誰と出会い、どんな縁があるかはわかりません。でもそれを楽しむことができる人生こそが、発酵ある毎日だと私は思っています。サポートはみなさんとコラボするために使いたいので、意思表明としてお気持ちいただければ嬉しい限りです。