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コアラーズ、20-21シーズンの終了①

三菱電機コアラーズの20-21シーズンが終了しました。
Wリーグのレギュラーシーズン(リーグ戦)を西地区3位の成績でプレーオフに進出。
そのプレーオフ初戦となるセミクォーターファイナルは、東地区4位のシャンソン化粧品シャンソンVマジックでした。
今回、その試合を振り返ります。

試合は2021.3.6(土)
愛知県豊田市 スカイホール豊田にて開催。
トップ画もその試合から、コアラーズの川井選手

1、昨季のシャンソン戦

シャンソンとは昨季の開幕節以来の対戦となります。
その時は1勝1敗、いずれも1点差のゲームでした。
あの試合を観戦していて、私はある違和感を感じていました。
それは、選手に「覇気がない」と感じた事です。
具体的にいえば、顕著に感じたのはルーズボールへの反応。明らかに反応が悪く、ボールも最後まで追わない。何か違うと感じたのでした。

その違和感はその後の試合でも払拭されず、昨季のチームは不振に陥りました。

シャンソンとの試合といえば、それを思い出します。

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2019.10.4(土)大分県大分市 コンパルホールにて
違和感を感じた19-20シーズンの開幕戦

2、プレーオフ、選手入場にて

そして今季はプレーオフでの対戦です。負けたらシーズン終了という緊張感での試合でした。
その試合の選手入場の際、私が写真を撮影した川井選手の表情はとても力強いものでした。
今まで撮影してきた中でも、ベストショットに近い表情だと感じました。
「負けたら終わり」と同時に、川井選手の表情で私の緊張感はさらに高まりました。

昨季の違和感は記憶にあったものの、今季のコアラーズは充実しており、いい試合をしてくれる。そんな期待もあり良い緊張感で試合開始を迎える事が出来たと思います。

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力強い表情の川井選手(中央)
左は篠宮選手

3、試合

試合としては73-70でコアラーズの勝利でした。
リードを保った終盤でしたが、シャンソンの強烈な追い上げもあり冷や汗の勝利だったのです。
最後はシャンソンの激しいプレッシャーでミスからボールを失いそうになったのですが、見﨑選手の見事なボールキープで相手に攻撃のチャンスを作らせずに勝利を掴みました。

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見﨑選手(左から2人目)

また、小菅選手の連続得点や根本選手の3Pでシャンソンの追撃を許さなかった、相手にタイムアウトを取らせたプレーは印象深く残っています。

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(上)ボールも運ぶ小菅選手
(下)ゲームハイとなる4本の3Pを決めた根本選手

4、川井選手の覇気

川井選手は試合前の表情と同様、試合中も勝利のために必死に戦う表情が見れました。
「負けたら終わり」の緊張感が、より一層その表情を際立たせたと感じます。
見ている私も手に汗が滲み出ており、まさに「手に汗握る展開」でした。
この試合ではチームトップの38分試合に出場しており、PGとしてチームを勝利に導くために奮闘する姿は私の心を揺さぶりました。

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戦う表情の川井選手(左)

5、応援しようとする気持ち

川井選手の事を知ってから本格的にコアラーズを応援し始めたのですが、最近はその応援も惰性感が出てきていました。
しかしこの試合の川井選手の表情を見た事で、改めて応援したいという気持ちが強くなりました。
アスリートが持つ「見ている人への感動を届ける力」「生きる勇気を与える力」、そういうものを再度感じました。

私はこの試合を見る事ができて本当に良かったです。
力強さを感じさせる川井選手を、そしてコアラーズをさらに応援しようと思いました。

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試合後、観客席に手を振る選手たち。
左から見﨑選手、川井選手、藤田選手

※ハッシュタグで見﨑選手の「﨑」がエラーとなるため、「見崎南美」とタグ付けしています。ご了承下さい。

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