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【どんなピンチも笑いに変える逆境力】(著:中村伸一)を読んで

本書からのアクションプラン
【「今日は何か面白いこと、楽しいことあった?」と聞く】

「逆境力」という言葉の響きと笑顔の表紙。それらに惹かれて本書を読みました。とても満足度の高い読書となりました。
サクッと読めて内容も深く、お勧めできる本書です。


1、自分の人生を歩んでいるか

著者を一言でいうと「旅人」。「自分らしさ」を全うする人生観が詰まった本である。
そのような生き方をする人を羨ましく思うし、大好きだ。だから尊敬する。いい本に巡り合えた。

「自分の人生を歩んでいるか」
自分の価値観を大切にして、誰かが言ったからやるではなく、自分で決めてやる。自分を主語にした人生。自分は旅人ではなく普通のサラリーマンだけど、常に「自分を主語」にした人生を歩みたい。

2、母の愛と、その言葉

著者は語る。「母の愛を思いっきり受けていた」と。だから今、「何があっても大丈夫と思える」と。

この話には涙が溢れた。先のHEROの記事にも書いた「人の気持ちの一番純粋な部分」だ。
人は愛があるから生きていける、そう思う。

さらに著者は言う。毎日母親に質問されていた。「今日は何か面白いことあった?楽しいことあった?」と。これにより面白いことや楽しいことを見つけるアンテナが発達したらしい。
漠然と「今日どうだった?」では今の著者は形作られていない。

これはとても重要なことだ。
常にポジティブな質問を問いかけることで、その方向に関して研ぎ澄まされる。絶対に実践したい内容である。そのため、今回のアクションプランにした。家族だけでなく、職場の同僚にも日々声掛けをしていきたい。

3、前例がない

著者は高校1年の時、生徒会副会長に立候補した。その際先生に「副会長は慣例で2年生がなる・1年生で副会長になった前例はない」と言われた。著者は「じゃー俺が前例になります!」と答えた。

凄い、素晴らしい話だ!!自分自身、前例というものには捕らわれない性格だ。それは「自分軸」で動いていないからだろう。前述の「自分を主語」だ。
だからこそ本書に深く共感した。著者の人生に深みを覚えた自分がいる。

この「前例がない」は、自分の好きなホリエモンや鴨頭嘉仁さん、西野亮廣さんの実践しているところだろう。自分がそういう属性にいるから、その道の先駆者に強く惹かれるのである。

4、名言

・「旅行」は受動的で「旅」は能動的なもの。
・これからの時代は「競争」ではなく「共創」「協奏」である。
・人生は感動するためにある。笑うためにある。
・上手くやるより全力でやる。

・人間関係で一番大切なのは「感謝を伝える」こと。
・Out of Comfort Zone

家族・仲間と感動を得る旅。笑いによるプラスエネルギーの伝播。
日々全力と挑戦の人生。そして感謝。

常に心に持っておきたいマインドセットだ。

5.高橋歩

本書内に「友人、高橋歩の~」という一節があった。もしかして、と思いググったら、かつて自分が大事にした最高位の名書「FREEDOM」の著者だったのだ。
確かにこの高橋氏も旅人・自由人である。本書著者の中村隊長と同じ匂いを感じていた。「類は友を呼ぶ」、そうか、友人だったのだ。本書の内容的にも、それは十分すぎるほどの納得感があった。

ちなみに、なぜ「FREEDOM」が「かつての~」だったかというと、、、本を無くしたのだ。あまりに内容が良かった本である。周囲の人たちにたくさん勧めて貸したりしていた。気付いたら、誰に貸したか分からなくなり今は手元にはない。
ひょっとしたら悩める後輩や、仕事を辞めていった同僚にプレゼントしたかもしれない。記憶が曖昧だ。それでも、その人たちの人生の糧となっていれば、この上ない最高/最良な事だろう。


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