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【新 コーチングが人を活かす 】(著:鈴木義幸)を読んで

本書からのアクションプラン
【「問い」を共有する】

私の仕事の課題は、「いかに組織の末端までメッセージを浸透させれるか」と考えています。言い換えれば「当事者意識を持ってもらう」
そのための有効な手段は、個人への「対話」「問いかけ」だと思っています。
それもあり、この読書チャレンジでは傾聴の本を読んだりもしましたが、今回のコーチングの本にて「問いを共有する」という、自分にとってドンピシャな言葉が出て来たことは衝撃でした。

1、チームで「問い」を共有する

チームの存在目的につながる「問い」の連鎖を起こす

自分の仕事に置き換えると「チームの存在目的」とは違ってきますが、私自身の存在意義、組織にいる役割を考えると「チームの目標」だと思います。
その目標を組織のメンバーに浸透させる。
意識を持って行動させる。
そのため、問いかけが必要になる、と感じていました。

仕事において何度かは実践していますが、なかなか常日頃から実践、というわけにはいかず、自分自身に言い訳してしまいます。

しかしこの本に素晴らしい言葉がありました。

チームの存在目的を果たすことに直結する問いを自ら考案し、それをメンバーに問いかけ、チームに「問いの共有」をうながす。
・自分自身の行いによって、自己保身的な問いがメンバーに流れることをよしとしない。

素晴らしい言葉、とはいえ以前より自分自身が必要と感じていた事。
それがこの本によって具現化された、言語化された事は自分の背中を押してもらった気がします。
自分の考えは間違っていなかった
、と。

何より「自ら考案」しなければなりません。
それがうまく出来ていないからこそ、日頃からなかなか取り組めていないのですが。。。

と弱音を吐く前に、自分自身が常に「自ら考案し実践」していかなくてはなりません。それが自分の役割であり、課題であるからです。

2、朝礼では届かない声と、もう1段高い景色

もし自分の勘違い、思い上がりなら申し訳ないのですが、1対多数で話す朝礼などでは、どうしても組織の末端まで声が届き切らないのが実情です。
そのため、冒頭に「個人への〜」という言葉に行きつきます。

朝礼などのあらたまった場ではなく、各自が実際に仕事をしている場での問いかけ。そこで何を感じているか、何が見えているか。問いかけることで「気付き」を促したいと思っています。

言い換えれば「仕事の解像度を上げる」。
普段何気なく仕事をしている景色を、もう1段高い場所から見ることで違う景色を見る。そのための問いかけ。
その景色こそが「チームの目標」に直結すると思うのです。

3、コーチングのテクニック

・コーチングとは、相手の発見をうながすもの。一緒に考える。
・「おはよう」「ありがとう」通りがかりの一言を大切にする。
・「なぜ」ではなく「なに」を使う。
・望んでいる状態(目標)=現在の状態+【行動】
・日ごろの挨拶にも「新しさ」を込める。
・同じ言葉を繰り返す(オウム返し)。
・Iメッセージ(私は〜と思う)で相手を褒める。
・行動の結果(良いこと)をイメージする。
・10点満点で今の状態を採点する。
・ストーリーで語る。
・枕詞で緊張を緩和する。
・NOという選択を与える。
・相手に寄り添う言葉をかける。
・失敗する権利を与える。
・承認し続ける。
・瞑想を習慣にする。
・「問い」を共有する。
・会議室のテーブルは小さい方がいい。
・お互いの違いを認める。

太字は特に心に残った箇所です。
やはり、これまで読んだ本やYouTubeで勉強した事と同じ内容も多いです。
日頃からの実践で、少しづつでも自分のモノにしていきたいと思います。

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