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2月に読んだ本4冊

フィードバックや1on1(若者視点)、そしてたい焼き屋のお話を読んだ。

◽️2月読書のキーメッセージ
・フィードバックは相手の成長を願って行うものである。
・若者は周囲の平均から脱落することを恐れている。
・熱量を持って仕事に取り組め

フィードバックの有用性は数年前から実感したており、現在の仕事のプロジェクトでも初期の頃に「いかにフィードバックできる環境をつくるか」的な発言をしている。
さてそのフィードバックにはポジティブフィードバックとギャップフィードバックがある。やって当たり前、やれて当たり前ではポジティブフィードバックは生まれない。そこは意識して相手の良いところを見つけて言葉に出す事で自己肯定感や承認欲求を満たすことができる。「自分はここにいて良いんだ」という安心感につながる。
ギャップフィードバックには軽めと重めがあり、特に注意すべきは重めのフィードバックだ。相手に配慮して1on1の形で実行する。そしてフィードバックは一つだけにする。そうしないと相手が受け止めきれない。また、配慮しすぎて最後に褒め言葉を言ってしまうとせっかくのギャップフィードバックの効果が薄まってしまうので要注意だ。

ちなみにかつての日本では年功序列、終身雇用そしてタイトな職場環境があった。それが自然と人材教育として機能していた。先輩の背中を見ていれば自分もそうなれると感じられたし、そもそも一緒にいる時間が長かった(24時間戦えますか)ので、目も行き届きやすかった。しかし時代の変遷でそれらは崩れ世の中の変化のスピードは加速し、働く様も同様に変化を強いられている。

若手社員との1on1では問題ないと思っていても突然退職されることがある。ゆるブラックな職場では若手は成長できないと危機感を抱く。それは成長欲求よりも、周囲から置いていかれるという恐怖心がそうさせている。

上司が1on1で育っていないという問題もある。自身で経験のないことを、少し学んだだけの研修で実施しなければならない悲哀。何より転職が当たり前になった時代において今働いている会社にしがみつく必要もない。

そして、1on1で見られているのは部下ではなく上司だ。上司にこそ学びがあるのである。

そんな若手との1on1で大事になるのは共感+傾聴だ。傾聴はただ聞くだけにあらず。積極的かつ能動的に聞くことだ。

傾聴の3つのポイント
①興味を持って楽しむこと、
②共感すること、
③なるべく素でいること


たい焼き屋の山本さんの本を読むと、やはり基本スペックというか人間力の大きさを感じる。人と向き合える強さというか。野球部時代、キャプテンとして試合には出れなくてもチームをまとめたり、仕事では各店舗でしっかり実績を積み重ねたり。
自分や他者に向き合う姿勢、熱量があってこその大いなる人生と感じた。山本さん自身は鴨さん関係で知っていたので、それをきっかけにたい焼き屋巡りをしたりもした。そこでの気づきは、味やバリエーションも大切だけど、駐車場の車の止めやすさも重要だ。自分の行った日本一たい焼きの店舗は山本さん経営の店ではないものの、駐車場は広く店員さんも元気でいいお店と思う。



たい焼きの本を読もうと思うきっかけになった朝倉先生のVoicyです。


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