鬱けユーフォニアム

職場で「調べもの早いね」と褒められた時に照れて返事に困ってしまい
「インターネットばかり触ってきてるので…」と答えてしまい気まずかった。



今日のnosh(冷凍弁当)のおかずはキーマカレーでした。
カレーをおかずに白米を食べる夜があってもいい。
アニメを語りたい夜があってもいい。


晩ごはんを食べながら響けユーフォニアムの9話を見てたけど、
”俺の記憶にあるユーフォ”が始まってテンション上がってきた。

3期が始まってからずっと「なんかぬるいアニメになった?」と思っていた。それが先週の終盤から最新話でひっくり返った。


  そうそうそう!!!
  ユーフォはとにかく息苦しい!!!!

                    」



俺の記憶のユーフォはもはや「怖いアニメ」だった。
空気感が嫌すぎて。嫌で鬱々しくて、でも爽やかで青春なユーフォニアムが俺の記憶の中の「響け!ユーフォニアム」だった。

それが今週帰ってきた。本当に嫌で面白い。
1期と2期の細かいところは忘れちゃってるからまた見直したくなってきた。

麗奈は「滝先生を信じている久美子」を信じていたんだね。
あの下校中の久美子の語り、アニメ史に残っていい。
あんなに”人間”な語りはない。
脚本と声優のマリアージュと言うほかない。

ユーフォ3期の脚本と演技は1話からすごすぎて笑っちゃうくらい大好きなんだけど、そんなユーフォの本気を見せられた気分。ユーフォは絶望で魅せてくる。

あと本当に感動したのは「久美子が泣かない」というところ。
物語は久美子の3年間をへし折った上でそれでも部長という枷を外してやらない。
原義のサイコパスであるクロエマユさんに追い打ちをされながらも、部活全体の不穏をなんとか管理し続ける。それでも最後は親友から裏切り認定を受けて。

自分に対して冷笑的な内言を呟き、親からの励ましに寂しい顔で笑う。
この時の作画には暗喩もなにもない、ただただ明るい笑顔はどんな感情から出たんだろう。強がりか。諦めか。落胆か。無か。
部長としての責任を常に強く感じている久美子はもはや泣くことさえ許されない。
久美子、家でくらい泣いててくれ…

あーー、
なんて鬼畜な物語。この後救いはあるんだろうか。



ここ数年間「倍速視聴でもアニメは泣ける!!」と主張していたし、それは実際そう。だけど最近は本当に観たいと思っているアニメだけ見るようになり、そのアニメ群は等倍視聴をしている。



あの、等倍視聴。最高です。身に馴染みます。声優の凄みのようなものが語尾から感じ取れるようになった。挿入歌の意味がより伝わってきた。

俺はもうただの等倍視聴人間じゃない。等倍の美しさを知っている等倍視聴人間だ。


あと最近はコンテンツに「すげ~」「おもれ~」「えぐ~~」以外の感想をちゃんと真面目に出力していなかったので言語化したくなり、書き起こしました。

頭の中でなんとなく感じている感情はできるだけハッキリと言語化した方が面白い。

あ、今思いついたけど、考察のなにが面白いのかの理由。
考察をすることでコンテンツの正解を想像して、陳腐な語彙しかなくて悪い言い方になるんだけど、「クイズ」になる。仮説を立てることで正解が楽しみになる。自分も当事者になる。

コンテンツを浴びたい~~~~。頭のいい人が作ったバカ良いコンテンツを浴びたい~~~~~。

ユーフォの過去作もよりもいも物語シリーズも観たい。アニメを観たい。時間が足りない。



P.S. 「けものフレンズで、ボスがかばんちゃん以外の言葉を全部無視していることに最初に気が付いた人の  高まり  」



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