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占いってなんだろう

占いってアヤシイよね。そう思われる方は、多いです。
たしかに、世の中にはアヤシイ占いもたくさんあります。
本当にこれ、当たってるのかな…!?と。
占いは、本当にアヤシイものなんでしょうか。
この記事では占いについて、ざっくりと考えてみます。


いいものは残り続ける

占いについて書かれた、こんな話があります。

昔、 ある大きな会社の 社長さんが いらっしゃったときに、
「 なんで 社長は 占いに来るんですか?」
と 聞いたことがあります。すると 、この方は 言いました。
「いいものは 残り続けるんだよ」と。
車の メーカーも そうですし、ペン1本とっても そう。古くからある 老舗の造り酒屋など、いい メーカーのものは、ずっと残るのだと。その上で、
「人が作りだしたものの中で、いちばん 長い歴史を持つ 学問は、なんだか 知っていますか?」と 聞かれました。
「なんですか?」と 聞くと、
「天文学 や 易学。つまり 占いのことなんだよ」と 言われたのです。

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この本では、たくさんの人を占って見てきた著者が、その経験から運を良くする方法について書いています。


占いを分類してみると

占いは、大きく分けて、3つに分かれます。
(めい)、(ぼく)、(そう)です。
その3つに、(肉体的、精神的な鍛錬)を加えて「五術」とも言われます。


命(めい)

誕生した生年月日・時間や、生まれた場所など、生まれたときの変わらない情報を使って運命や宿命を占います。
生まれもったもともとの気質や才能、時期を占います。

(例)四柱推命、紫微斗数、星座占い、算命学、動物占いなど。

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卜(ぼく)

卜術は、偶然の要素を使う占いです。
タロットや易のように、質問に対して出たカードや卦で答えを導いていきます。
一般的にその人の性格や大きな運命など、変化が少ない事を占うのには適していません。
人の気持ちや直近の運勢、行動の吉凶など、変化する状況やアドバイスに適していると言われています。

(例)タロット占い、花びら占い、水晶占い、おみくじ、辻占、易、方位学、奇門遁甲方術など。

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相(そう)

姿や形など目に見えるもののカタチや様子から占います。
形による占いなので、姿かたちを変えることで開運していくことができます。
(化粧、模様替え等)

(例)
姓名判断、人相、手相、顔相、印鑑占い、風水、夢占い、骨相、家相、墓相、地相など。

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医(い)

中国医術です。体の方を担当します。
言葉の通り、病気の治療、予防のことです。
漢方、鍼灸、あんま、マッサージ、指圧、方済、導引など。
病気になったときも、全体のバランスを見て、自然治癒力を高めるように考えます。

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山(さん、ざん)

元気に生きるための心や体を鍛えることです。気功などに代表されます。
食生活、性生活、呼吸法、養生、拳法、仙術まで。
「医」よりも、日常的です。
山に入って修行する機会が多いことから、この名がつきました。
房中術=セックスもここに入ります。

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占いと上手に付き合おう

占いっていうと、すぐ思い浮かぶのは姓名判断や、星占い、血液型占いなど、雑誌や本屋でよく見かけるたぐいのものです。
でも占いって、もともとは範囲の大きなものの中の一部でした。

占星術は、古代では天文学とかかわっていました。
風水には、地理の別名があり、地理は地理学と地相術(地理による吉凶を占う)が一つになったものでした。
そして心と体をセットで考えて、内面を担当する大事な部分は医と山が担当。
占いは予測や判断としての、純粋な情報だったようです。

実は占いは、命、卜、相、全ての占いを使って組み合わせてもまだ充分じゃないんです。
今の現実がまずあって、そこに見えないもの、未来の可能性や情報、環境を整えることなどそれ以外の部分も両立させていきます。

宇宙、自然の中には大きな流れがあるような気がします。
ちろん、宇宙のリズムの中での大きな流れもあるし、人の一生のリズム、社会の流れもある。

毎日生きていると、忙しくて目先の小さなことに とらわれ、つい 一喜一憂してしまう。
でもうまくいっている人は、自然にこの『何か』を感じ取り、活用している人が多いです。

「今、これをやった方がいい気がする」
「今は、その時じゃないと思う」
「これは、なんかヤバい」
「この流れに、乗ってみよう!」

一番良いのは、占いなんかなくても、その『何か』を感じとって、自然に素直に行動できる 自分でいることだと思うけれど。
一般人にはなかなか難しい。ぶれるし、欲や人の意見にも左右される。

今自分はどこにいて、どこに向かっているのか。大きなスパンで見て、今何をしたら良いか。
人生を長い目で考える予測ツールのひとつとして、占いを活用してみるのもアリかもしれません。

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