色落ちすると髪が緑色になる理由
ダブルカラーでよくある話です。
ライトナーやブリーチをした後に、アッシュやヴァイオレット等の寒色系に染めるダブルカラー。
色落ちしていくと緑に変わる理由を書きたいと思います🎵
寒色系のカラーは、青がベースに色濃く入っています。
色落ちの段階で緑になります。
ライトナーやブリーチをすると、髪の色素の土台になるベースの本来の色は黄色。
上から被せる(染める)色素は青。しかもたっぷりな青(笑)
(ヴァイオレットは、青とチョッピリ赤も混ぜますね。)
その割合を、ざっくり分かりやすく説明すると(あくまでもザックリです)
黄色10%
青 90%
黄色みが表に出てこれないくらい青がたくさん入ってます。
これが色落ちすると
黄色10%(これは変わりません)
青 70%
↓ そして日々のシャンプー
黄色 10%
青 50%
↓ また日々のシャンプー
黄色10%
青30%
この辺りから、なんか緑っぽい?って思うようになります。
↓ またまた日々のシャンプー
黄色 10%
青 10%
絵の具と同じで、黄色と青を同じ比率で混ぜたら「緑」ですねw
ここで、完璧に緑と感じます。
↓ 日々のシャンプー
黄色 10%
青 5%
ここで黄緑色になります。
↓ 日々のシャンプー
黄色 10%
青 数%
ブロンドのような、太陽に当たると緑がかったような色になります。
※ 割合は、分かりやすく説明するためであって、この通りに調合すれば良いというものではありません。
下のカラーウィールを見ればもっと明確かと思いますが。
青から黄色に向かう途中で、絶対に緑を通ります。
このColour Wheelが頭に入っていないとカラーリストはできないですね。
美容師さんなら基本中の基本ですね、覚えましょう🎵
ブリーチをしてアッシュやヴァイオレット、グレーなどの寒色系に染めた後、色落ちすると「黄色に向かっていきますよ」という意味は、緑を通過しますよって意味でもあります。
緑にならないように、染めた直後から紫シャンプーやブルーシャンプーで青味ををキープしていきましょう🎵
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