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自分を貫き通す力 vol.5

先日、NEXT ROADの仲間が主催している映画会に参加しました。
映画会は、それぞれの人がそれぞれのフィルターを通して感じたこと、思ったことを伝え合います。それが、自分にとって新たな視点をもらえたり、共感したりすることができるの素晴らしい会です。映画に対して見る目も変わってきます。

そして、今回の映画は『007/スカイフォール』でした。

あらすじ
「007」シリーズの第23作で、「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」に続きダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる。各国のテロ組織に潜入している工作員を記録したMI6のハードディスクが何者かに奪われ、ボンドは犯人を追いつめるが、MI6の長官Mの命令で放たれた銃弾に撃たれ、橋の上から谷底へと落ちていく。Mはリストが奪われた責任を追及され辞職を迫られるが、これを拒否。しかしその直後、リストを奪った犯人によりMI6のオフィスが爆破され、さらなる犠牲者を出してしまう。このニュースを見たボンドは再びMのもとへ舞い戻り、現場へ復帰。犯人の手がかりを求めて上海へと渡る。「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデスがメガホンをとり、シリーズ初のオスカー監督が手がける「007」となった。ボンドガールは仏女優ベレニス・マーロウと英女優ナオミ・ハリス。悪役に「ノーカントリー」のハビエル・バルデム。M役はシリーズおなじみのジュディ・デンチ。
映画.com

ボンドの忠誠心とシルヴァの復讐

今回、自分が1番に感じたのは、ボンドの祖国、上司であるMへの忠誠心と、犯人であるシルヴァの復讐心でした。
ボンドもシルヴァもどちらも同じ立場(Mに仕えていた)で、同じようにMに裏切られ(見捨てられ?)、命が危ぶまれる状況になっています。

同じ立場でありながら、なぜ1人(ボンド)は国のために戻ってきたのか、1人(シルヴァ)はMへの復讐を選んだのでしょうか。
映画会を通して、自分の考えが少し整理されました。

ボンドは揺るがない信念をもっている

映画会を通して、ボンドは揺るがない信念をもっているのだと思いました。
ボンドは、自分の存在意義は、スパイとして生きている自分であること、国やMを守ること、自分が信じたものを信じ、行動することなのだと思います。
これは、他人に何かを言われても自分の信じる正義を貫き通すことができているのだと思います。
自分を信じ抜く力ですね。

けれど、シルヴァはどうでしょうか。
ボンドと同じ立場で国のために働いていました。敵国に捕まってひどい暴力受けても、情報は流しません。
これもボンドと同じく忠誠心による行動だと思います。
けれど、ボンドとの決定的違いは、シルヴァは自分の存在意義が自分ではなく、指揮官のMに向かっている、つまりMに認めてもらいたいがための行動だったのだと思います。

同じような行動をしていても、自分の思いの違いがその後の人生に大きな違いをもたらしていました。
それこそ、僕自身はなぜ働いているのかを考えると、教え子に何かを伝えようという思いもなくはないのですが、そこまで強い思いはありません。
自分の信念がなんなのか、改めて考える必要があると思いました。

自分では考えられなかった視点

映画会良いところは、一緒に参加している人の感想、思いも聞いて、新たな視点を考えることができることです。
今回、僕はボンドとシルヴァの気持ちや思いにフォーカスして映画を見ていました。
しかし、一緒に参加した人は指揮官であるMに思いを馳せていました。
言ってしまえば、ボンドとシルヴァはプレイヤー、Mは指揮官、つまりプロデューサーです。

プロデューサーの立場で見てみると、Mも自分の思いと国への思いを天秤に比べて、苦渋の決断をしているのだと思います。
この視点は、自分のことばかりで、全体を見ることができていない僕にとって、気づくことができない視点でした。
「コミュニティやセミナーをプロデュースしている立場だからこそ、Mの視点が気になった」と立場が違うことで見えるものも変わってくるのだということが大きな気づきでした。

最後に

今回の映画会を通して、改めて人と対話する大切さに気づくことができました。
1つの映画を通して、それぞれのフィルターを通して見て、感想をシェアすることで、自分の考えや思考を整理するだけでなく、新たな視点をもてます。
これらは、自分の人生を豊かにしていくのものだと思います。
映画を見たら、またシェアをします
そして、次回の映画会もとても楽しみです。

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