フィリップ・マヌリ オーケストラ・ポートレイト
2024-08-23
サントリーホール サマーフェスティバル 2024
サントリーホールのサマーフェスティバルのプログラムの一つ。フィリップ・マヌリ オーケストラ・ポートレイトを聴きましたがとても良かった。
目当てはドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」とフィリップ・マヌリ編曲の「夢」でしたが、フィリップ・マヌリの「プレザンス」(世界初演)がとても良かった。フィリップ・マヌリが前の席にいて、世界初演を聴いている様子を見ながら聴けたのは新鮮な体験でした。
「プレザンス」は最後の曲目でしたが、演奏時間も分からないしどんな曲かも当然分からない。それまでの曲の少しざわついた雰囲気がなく、ぴんと張り詰めた無音の客席を久しぶりに目の当たりにしました。これこそ現代音楽を聴く醍醐味。
ちなみにこのコンサートのチケットは安くてS席で4500円。オペラシティのコンポージアムと同じく、この企画の発端は武満徹みたですね。
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/summer2024/theme.html#theme01
クロード・ドビュッシー(1862~1918):
『牧神の午後への前奏曲』(1891~94)
ピエール・ブーレーズ(1925~2016):
『ノタシオン』オーケストラのための(1977~2004)
フランチェスカ・ヴェルネッリ(1979~ ):
『チューン・アンド・リチューンII』オーケストラのための(2019~20)
クロード・ドビュッシー/フィリップ・マヌリ:
『夢』(1883/2010~11)
フィリップ・マヌリ(1952~ ):
『プレザンス』大オーケストラのための[サントリーホール委嘱](2023~24)世界初演
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