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トロントの街にベースボールが戻ってくる日


どうも、ヤスです。ついに、本拠地ロジャースセンターへブルージェイズが戻れる日が決まりました。


7/30。奇しくもトレードデッドラインと同じ日です。その時にはブルージェイズの今季の命運も明らかになっているはずですが、今はそれは置いておきましょう。


これまでの経緯


新型コロナウイルスの影響でカナダ国境が封鎖されていたため、選手やスタッフが行き来できず、本拠地ロジャースセンターでの試合は19年9/29を最後に行われていませんでした。そのため、ニューヨーク州バッファローにある3Aバッファロー・バイソンズの本拠地であるセーレンフィールドを改修し、仮の本拠地として使っている状態でした。

ブルージェイズは本拠地での試合開催を望む要望書を市や州に提出して許可されており、あとはカナダ連邦政府の許可を待っている状態でしたが、このほど許可が降りたとのことで、現地7/30にロジャースセンターでついに凱旋試合を開催することができます。


開催要項


ただし、まだフルキャパシティで試合をすることはできないため、以下を守る必要があります。

観客動員の上限数は15,000人

開閉式の屋根を常に開けておく必要がある


満員のロジャースセンターで行われるホームゲームの雰囲気が大好きなので残念ですが、こればかりは仕方ありません。ちなみにですが、現状のブルージェイズのローテは全員20年以降にチームへ加わっているため、誰ひとりとしてロジャースセンターで投げたことがありません。こけら落とし(?)のマウンドに登るのはいったい誰になるのでしょうか。楽しみですね。


最初に貼った記事の中でサンフランシスコ・ジャイアンツのケビン・ゴースマンがインタビューに答えているくだりがあるのですが、曰く、「COVIDのこともあるし何が起こるかわからないのに、複数年契約にサインするのは難しい」と発言しています。

というのも、彼は20年オフにブルージェイズが出した“非常に魅力的な”オファーを断り、サンフランシスコのクオリファイング・オファーを受諾し残留しています。現状の活躍は見ての通りです。インタビューの中で彼は「トロントは最も大好きな街のひとつだ。いつでもここでプレイするのが好き。デビューがトロントだったから、(ゴースマンは13年にロジャースセンターでの対ブルージェイズ戦でメジャーデビューしている)僕にとって特別な場所なんだ」と語っています。これを読んでいると、コロナの影響がなければ今彼はブルージェイズで投げていたのかもしれません。ただ、彼はオフに再びFAになるため、ローテが2枠空くブルージェイズがまた攻勢をかける可能性もあるでしょう。


本拠地で試合を開催できなかったというチームの財政的な面でもこの2年で失ったものは大きいです。でも今は、ロジャースセンターへブルージェイズが戻ってくるというよろこびを楽しみたいと思います。7/30、今から待ちきれません。