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日本のパスポート

先日、ある外国人との会話。
私「母国と日本以外で行ったことのある国はあるの?」
外「いいえ、ないです。日本と〇〇(母国)だけです。先生(私)は行ったことありますか?」
私「ありますよ。アメリカとオーストラリア、デンマークにも行きました。」
外「そうなんですね。いいですね、日本人はいろんな国へ行けますから。日本のパスポートは最強ですからね。

私「??日本のパスポートは最強?」
この時、最強の意味がよくわからなかった。どうして最強なのか?他の国は自由に海外に行けないのか?疑問が次々に浮かぶ。

気になって調べてみると、本当に「日本のパスポートは最強」らしい。

「ヘンリー・アンド・パートナーズ」(アメリカの権威あるコンサルティング会社)の調査によると、日本は194カ国(2024年1月現在)へ渡航が可能で、これは7年連続1位なのだそう。つまり、日本のパスポートがあれば世界中ほとんどの国へ自由に渡航ができるということ。ビザ申請など煩わしい手続きが必要なく、渡航だけならまさに自由に、である。

自由すぎるが故に、我々日本人はその価値に気づいていない。と同時に、外国から日本へビザを申請し、ようようやって来る外国人の徒労感も想像しにくいように思う。

そもそも日本は安全な国と世界から共通認識を得ており、その「信用」のもとで自由渡航が許された恵まれた国と言える。

そんな日本で生まれ育った私は、自分が生まれた国以外の地域で生きる外国人の苦労は想像し難い。きっと私だけでなく、他の日本人でもそれに気づいている人は少ないのではないか。
ただそのことを気付かされた今、より彼らに寄り添いともに悩み、ともに生活のしやすさを追求する必要性を再認識することができた。

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