レキシ対オシャレキシ～お洒落になっちゃう冬の乱～＠豊洲PIT 2014.12.28

12/28 Sun 豊洲PIT

僕にとっては、2014年のライブ納めであり、
上原ひろみ冬の陣のファイナル。

自分の周りにいた大半が、おそらくレキシファン。
そんな中、アウェイ感漂うオシャレキシ目当ての参戦でしたが、
大笑いして、ノリノリで楽しんできました。
もう少し自分の背が高かったら、もっと楽しかったとは思うけど^^;

このライブが発表された時、「レキシって何？」状態でしたが、
（レキシファンの皆様、本当にごめんなさい）
ひろみさんが一緒にやると決めた人なら間違いないと思い
チケット取りました。

でもって、とりあえず聴くのが先だろと思い、レキシのアルバム４枚入手。

レキシ（池田貴史氏）の声や音楽からはブラックミュージックの香り満載で、
「第一印象で好きになりました」って感じです。
歌詞は日本史縛りなわけね、それでレキシなのか（遅っ）となりまして。
どっか間違ってたらスンマセン。
それに、椎名林檎、斉藤和義、秦基博・・・と共演アーティストも豪華で
池ちゃん（と敢えて呼ばせていただきますが）が愛されキャラなことも判明。
なるほどなるほど、です。

その後、レキシのライブにいくことを知人に話すと、
僕の周りで今まで身を隠していたファンが続々表面化し
「メロディーラインがきれいなんだよ」とか「トークが面白い」とか
情報提供してくれるようになりました。
こんなにも有名アーティストなのに、知らなくてスミマセン。

こんなビギナーファンなもんで、アルバム聞きまくってライブの予習。
この甲斐あって、レキシがオシャレキシに乗っ取られ、
どんだけお洒落になっちゃったのかを存分に味わえました。

姫君はShakeじゃなくてスイングしちゃってるし、
武士はラテン系でギラつくわ、憲法憲法ボク聖徳太子、
ピアノ伴奏のハニワ、オシャレキシ暴走で始まる塩＆石、などなど。
「この曲をひろみさんが選んだの、わかるなぁ」という選曲でした。

オシャレキシの暗示にかけられてしまった遣唐使や、
黒船ホーンズの功績も絶大ですね。

そして、何と言っても、池ちゃんの天才的な話術にやられました。
おそらくアラフォーだと思われる池ちゃんの懐かしネタの数々が
僕にはドンピシャでした。
20代のファンに伝わってるかは疑問だけど。
池ちゃん、かなり頭いい人なはず。

と、かなり楽しませてもらっておいてナンですが。

今回は、毎度上原ひろみを聴いた後の「血沸き肉踊る」のような
感動や興奮はなかったですね。

ま、そりゃそーだろ、別もんだろ、って話なんですが、
オシャレキシが上原ひろみの氷山の一角の範疇を抜け出なかったように感じられ、
それがなんだか残念だったんです。
（て、読んでて訳わかんないですよね、でもいいんです）
音楽の楽しみ方はそれぞれ違うわけだから、これらを求めること自体が
間違いだということもわかっているんですけどね。
オシャレキシ目当てのファンとしては、少々聴き足りなかったです。

それと、上原ひろみのオリジナル曲にレキシが歌詞つけて
歌っちゃうなんてのも期待してしまうんですよね。
もし次回があるとしたら「レキシの逆襲」とか「復讐のレキシ」とかに
なったらいいなぁと。

とはいえ、普段の自分が絶対にチョイスしないであろう世界を見せてもらえて、
食わず嫌いはいかん！と思いました。
「お、お、し、お、平八郎」とか「ハニワ、ハニワ」とか、
「わぼく、わぼく」などと、知らないうちに口ずさんだりしてて、
すっかりレキシファンなワタシです。


2014年は年始のブルーノートに始まり年末豊洲PITと、
上原ひろみに始まり、そして終われた幸せな一年でした。

今後も、ひろみさんのトリオプロジェクト、異種格闘技プロジェクト、
心から楽しみにしています。


セットリスト

1.  狩りから稲作へ
2.  姫君Shake!
3.  君がいない幕府
4.  きらきら武士
5.  年貢for you
6.  ハニワニワ
7.  salt & stone
8.  憲法セブンティーン
9.  和睦

EC1. Loveレキシ
EC2. 狩りから稲作へ