簡単な事を難しくする人 難しい事を簡単にする人

プロ野球の広島東洋カープの二塁手、菊池涼介選手はご存知ですか?
身長こそ171cmと大きくはないのですが、その守備力はまるでサーカス!!
捕れそうにないボールを捕り、
投げられそうにない体制から正確な送球をする、希代の名手です。

菊池選手の守備を見ていると
難しい事をいとも簡単に裁いて、涼しい顔をしているように見えます。
(名前が良かった?)
様々なスポーツにおいて、『名手』と言われた選手は皆
難しい事を簡単にこなして見せてくれると思います。

これは、仕事においても同じ事ではないでしょうか?
難易度の高い仕事を、朝飯前に片付ける人がいる一方で
簡単な仕事を難しくしてしまい、
簡単な筈なのに困難極まりない仕事に変えてしまう『迷手』もいます。

『迷手』は、意外と至る所に存在します。
「我こそは迷手」と自覚のある方、
冷静に考えて見ると「もしかすると私は迷手」と
思う方もいらっしゃるかもしれません。

『迷手』は、とても一所懸命だったりします。
早朝出勤・深夜残業で頑張っていたりします。
しかし、それを『名手』が担当すると、
ものの数時間で処理出来る案件だったりします。

では、『名手』と『迷手』の違いって何でしょう?

・闇雲に頑張るのが『迷手』、ゴール目指して組み立てるのは『名手』
・スケジュールに縛られるのが『迷手』、スケジュールをコントロールする『名手』
・ガチガチで余裕がないのが『迷手』、臨機応変なのは『名手』
・大局が見えないのが『迷手』、俯瞰で見るのは『名手』
・抜け漏れが多いのが『迷手』、確認上手なのは『名手』
・簡単な事を難しくするのが『迷手』、難しい事を簡単にこなすのが『名手』

このほかにも『迷手』と『名手』の特徴はたくさんあると思います。
誰しも『迷手』を目指してはいないと思います。
では、『名手』はどんな準備や訓練をしているのでしょうか?

かつての『名手』シアトルマリナーズを中心に
日米通算4367本ものヒットを打ったイチロー選手を例に取って見ます。
・試合前の万全の準備
・状況確認(試合の流れ、ランナーの有無、敵味方の好不調、風向き等々)
・予測(守備位置の変更)
・すぐに動ける守備の際の構え

歴史に名を残すような『名手』でも、ここに書いた以上の準備をします。
しかし、『迷手』は基本的に『出た所勝負』が多いように思います。
それに加えて、経験不足となると『珍プレー』の連続になる事間違い無し!です。

難しい事を簡単にこなす『名手』になるためには
経験と準備が必要です。
超一流のスポーツの場合世界では、『才能』も当然必要です。

しかし仕事の場合は、『才能』よりも『正しい努力』だと思います。
『正しい努力』から得た経験は、とても貴重です。
そして、万全の準備!

「うわ〜、俺(私)は迷手かも〜」と少しでも思ったら、
そこから抜け出しましょう。
何も難しい事はありません。
気付きと準備と経験が、あなたを『名手』に導いてくれると思います。

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