世代差による転職に対する感覚の違い

「先輩、もう3年もその会社にいるんですか?」
とある若者が話しているのを耳にしました。

私は平成元年に社会人デビューして、新卒入社の会社に17年在籍しました。
その間に5つの部署を経験しています。
テレビ番組の制作を希望して入社していますが、
総合職のため報道、営業セクションに異動もしました。

40歳で初めての転職。
その会社では2つの部署を経験しています。
企業規模としては、1社目よりも遥かに大きな会社で
幅広い経験をしながら10年在籍しました。

私の世代では、メディアに就職した方の転職は少ないので
ここまででも稀有な存在になっています。

しかし、その後さらに転職を重ねてしまいます。
理由は様々ですが、結果的に57歳の現在まで8社経験しています。
こうなると稀有を通り越して、
友人たちからは物珍しい目で見られています。

転職には必ず理由があります。
自己実現やステップアップ、新たな挑戦などポジティブなものもあれば
現実逃避や責任回避、人間関係のもつれなどネガティブだったり
精神的に追い込まれて選択の余地も無く・・・
というものもあると思います。

転職を成功させるために最も重要なのは、
ヘッドハンターでも人材会社でも無く、
転職の目的の明確化と
転職前の会社で最後までやり切って実績を残したかどうか!
ここに尽きると思います。

「3年も在籍した」からそろそろ転職では無く
「何かを成した。さあ次のステップだ!」
若者には、そんな転職をして欲しいと思います。

1つの会社に長く貢献するのも尊い選択です。
多くの経験を重ねながら、
挑戦を続けて在籍企業の成長に尽力すると言うのもまた尊い選択です。

やがて年を重ねて、若い日を振り返った時に
『自分は良い選択をして来た』と思える転職を果たして欲しいと思います。

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