他人の目で自分を見ると・・・

「俺(私)やるな!出来るな、ふふっ」
自分で思う分には問題はありませんが、
それが態度に出るとなると・・・

次々と新しい取り組みに挑戦する私の会社では
とある実験的な取り組みをした事があります。
同じ質問項目で『自己評価』と『メンバー評価』をして人事評価の指標にならないか?
とそれを実行したのです。

その結果は、なんとなく想像出来ますよね!
ほぼ全員が『メンバー評価』を上回る『自己評価』をしていました。
中には、紙飛行機とジェット戦闘機ほどの乖離がある者もいました。

『自分を大切にする』
『自尊心を持つ』
とても大切な心の在り方です。
自分を粗末に扱ったり、自己卑下ばかりしてはいけないと断言します。

しかし、『自分を大切にする事』や『自尊心を持つ事』と
『自分を甘やかす事』や『過大な自己評価をする事』、『自己中心』
は全く別の次元の話しです。

ついつい、自分を中心に物事を考えてしまった経験はありませんか?
周囲がドン引きして、人が離れて行き、現実に気付いた時の寂寥感たるや・・・
そんな時、他人の目から見た自分は、
とても迷惑で距離を置きたい存在になっているのだろうと想像がつきます。
『自分を甘やかし』、『過大な自己評価』が招いた結果です。

他人の目で自分を見ると、一体どんな風に自分は見られているのか?
そんな視点を持った事はありますか?
他人の目で自分を見るのと、人目を気にするのとは違います。
他人の目で自分を見るのは、自分を客観視する!
と言い換えると少しわかりやすいでしょうかね。

ちょっとそんな視点で自分を見ると、新しい自分を見つける事が出来ると思います。
自分の良い点、嫌な点の再発見があり、
『なりたい自分』が見えてくる!!

そんな視点を持てるようになると、
『自己評価』は『メンバー評価』に近づくものと思います。

「俺(私)やるな!出来るな、ふふっ」
と思っていて自分が
「あいつのお陰で上手く行った。ありがとう。」
に変わった時こそ、自分を好きになリたいですね。

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