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映画と上海ロックダウン
私は現在上海に住んでいます。
2022年3月末から6月末まで約3ヶ月間上海ロックダウンにより、
PCR検査以外はほぼ家の中で監禁。
家族は日本にいますので、私と猫ちゃんで誰にも会えず、3ヶ月間は精神的に非常に厳しかったです。
私の心を支えてくれたのはもちろん家族や友達。
そして私を助けてくれた映画が2つあります。
ショーシャンクの空に
冤罪によって逮捕された元銀行員がショーシャンク刑務所という腐敗された刑務所で過ごすヒューマンドラマです。
刑務所=上海ロックダウン中の我が家
違うのですが、ロックダウン時はそのような感覚でした
当時は食材がなかったり、部屋の外から出れないだったので、逆に外に出れる、働ける、食事が保証されている刑務所がちょっと羨ましく思ったりしましたね(苦笑)
心に残る勇気がもらえる言葉が多数ありました。
[音楽は人の心から奪えない]
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音楽は詳しいわけではないですが、やっぱり音楽って心に響くんですよね。ロックダウン孤独生活ではずいぶんと音楽に助けてもらいました。
[希望は永遠の命]
↑↑↑
まさに!ロックダウン中は自らの命を落とした人も結構いたそうです(泣)
ロックダウン生活しているからこそ、気になる言葉がありました。
[塀の生活に慣れる、快適になる]
ロックダウン中、3ヶ月間ほぼ部屋から出れなかったので、本当に慣れて、少し快適になってきます。
[刑務所には時間がたっぷりある]
時間が本当にたっぷりありました。1ヶ月目まではインテリアデザインの仕事がありましたが、その後本当に何もなく、時間はたっぷり。さすがにだらだらは出来ないので、Youtubeの動画製作の勉強等をしていました。
[忍耐には限界がある]
さすがに食べ物もあまりなく、ずっと部屋に閉じ込められていると忍耐にも限界がきますね。私の暮らすアパートでも欧米人の女性が少しおかしくなって、窓から叫んでいました…苦笑
レ・ミゼラブル
ロックダウン中の上海からの市民の声が、この映画で歌われる[民衆の歌]に似た感情があり、SNS上でよくUPされるのを見かけました。
小説を事前に読んでしたので内容を頭に入れながら映画を見ると、各登場人物に感情移入が一層できました。
映画では話の展開がどんどんと進んで非常にテンポが良いです。映像もすばらしくどこをきっても絵になりそうです。
名場面や名台詞もいっぱいです。
そして私が最も印象に残ったのは、
ジャン・バルジャン役ヒュージャックマン
コゼット役イザベル・アレン
ファンティーヌ役アン・ハサウェイ
の目です。目で演技をするってこう言うことかと思われるくらい、色々な感情が伝わってきます。悲しみ、憎しみ、絶望、どうしようもない言葉では表現できない感情も伝わってきます。
中国では、昨年11月に今までの中国では考えられない各地でのデモが発生し、民衆の声が政府そして世界中に届けられ、その効果もあったかゼロコロナ政策が終了しました。
もしかしたらこのデモに参加した人は、レ・ミゼラブルを見て民衆の声を届けなければと思った人もいるかもしれません。
過去も現在も未来も[民衆の声]はとても大切だと感じますね。
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