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ビジョナリーカンパニーZERO
偉大な企業を作るための参考書的な存在の本。
ビジョンのフレームワーク
・コアバリューと理念
→組織を動かす、根本原則や信条。自分(リーダー)の内側からでてくる、嘘偽りのない価値観。基本的には設定したら変えない
・パーパス
コアバリューから湧き出る、存在意義。組織にやりがいをもたらすもの。導く案内星のようなもの。いったん決めたら基本的には変更しない。
決めるにあたってなぜ?を5回繰り返すとよい
・ミッション(BHAG)
明快で説得力のある目標を指す。利益を最大化するという目標はあまりよくない。社運を賭けるような大胆な目標(BHAG)で心を揺さぶることが大事。ミッションを達成するごとに、新たなミッションを作る

フレームワークを解説するにあたり、偉大な企業の実例も交えて説明されていたけれど、一番の驚きというか、やっぱりそうなんだと思ったのが、紹介されていた企業の理念とかパーパスのところで利益に関してはどの企業も言及はされているが、活動が継続するための資金的なものを確保するための利益はだすけれど、利益を最大化するということが目的でやっている偉大な企業はいないということ。
これを読んで思い出したのが、ひふみ投信の社長さんが書かれている本。投資先を決めるときに基準、参考にするものは必ず企業の雰囲気とか働く人の生き生きとしている様子(うろ覚えだけど)とかって言ってたこと。
このフレームワークがちゃんとできている企業は社員がやりがいを持って、生き生きと働ける。それによって数々のミッションを達成し、結果的に利益を出して、投資家へのリターンが多くなる。
これが偉大な企業の真理なんじゃないか。
そのためにはまず(もし自分が起業するならば)嘘偽りのない、信条や価値観を養っていくことが大事なんだなと思った。

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