マウイ島ウ○コブリブリ事件
ひさしぶりに長く休暇が取れたので、海外へと赴く。 行き先はマウイ島。
私たち夫婦は何度となく来ており、慣れ親しんだ、とてもリラックスできるところ。
宿とレンタカーだけを日本で手配し、あとは適当に現地調達や、その場しだいでテキトーにという旅のスタイルを確立しつつあった。
今までとちょっと違うのは、当時まだ4ヶ月の息子が加わったこと。(生まれたばかりともいえますね)
乗り物好きの父の遺伝子を受け継いだのか、お初の飛行機のバシネット※の中でもすこぶる機嫌がよさそうで、泣いたりは全然しない。
なんなくホノルルに到着し、ここから飛行機をB737に乗りかえるとマウイまではあともうちょっと。
人種というか人の大きさとか色の違いとかが雑多になる、ほかの島行きの便。
180センチにすこし足りない私の身長で、日本人としては小さくはないけれど、それが並みに思えるのは、列に続いて機内に乗り込むときで、ばかでかいのやら、ふとっちょ(これは関係ないか。。でも大きく見えます)とか、圧倒的に色の黒いひと、逆に白すぎる人・・・狭い乗り継ぎ便の中ではいつも自分の存在を強く意識させられる。
マウイ島のカフルイ空港に到着し、レンタカーのオフィスに直行す。
私たちのなりを見て、カウンターのお姉さんは、赤ん坊用のチャイルドシートを手配してくれたようだけれど、現車に備え付けてたのは・・んー・・少し大きいかな・・・まぁアメリカンサイズということで。 ハワイだけれどここはアメリカでもあるのだ。
お手ごろなコンパクトカーをお願いしていたのだけれど、何か車の空きがなく上のランクのグランドチェロキーを同じ値段で貸してくれた。(ラッキー)
空港から出る道のあいだに右側通行に頭を切り替えてしまう。
これはなんどか経験のうちになれてしまったけれど、逆に帰国してからの成田の場外パーキングを出場直後は、うっかりそのまま右側を走ってしまったりしなくもない(危ない危ない)
宿までの道すがら、サーフショップに寄りレンタルのサーフボードを探す。
はじめてハワイ(オアフでした)に来たときは、日本からボードを持っていったのだけれど、手間やコストを計りにかけると、現地でレンタルというのがベストかなぁと。 もしレンタルがなければ買ってもいい。 日本にくらべ値段は安く、シェイプはハワイの力のある波に合わせてあるし。
さて、肝心のボードも調達したので宿の方へと向かいます。 目的地はホノコワイでカアナパリのちょっと上あたりで、空港からは一時間ほどの道のり。
カアナパリも悪くないのだけれど、毎回通ってくると宿代もバカにならず、周辺にも探せばそれなりの宿があり、ホノコワイはそんなに悪くない。 お手ごろな価格でコンドミニアムを見つけた。
プールもあるし。
途中の大きなショッピングモールに立ち寄ることにする。 休憩して腹ごしらえをしよう。 そして今夜は宿でゆっくりしたいので出かけなくてすむように、あとでなにか夕食らしきものも買っておこう。
モールのフードコートの一角に陣取り、一息入れてから、食べたいものを探す。 日本からここまでくると相当な時間が経過していて、疲れもでてくるころ。
カミさんと交代で息子を見ながら代わりばんこに食事を調達しつつ、テーブルに運び、食べたり飲んだりミルクやったり忙しい。
お腹も落ち着きリラックス、ようやく現地のリズムになじみつつ、シートに大きく背をもたれかけようとした
その時!!!!
「あれ、息子の様子が何かおかしい・・・」
と思ったら、今までにない大量のうんこをオムツの中にぶちまけたらしく、その勢いはオムツからあふれんばかりのもので(実際はみでた。。)
わが息子、無駄に泣いたりはしなかったけれど、ホントは初めてのヒコーキやら海外やらで疲れて緊張もしてたのかなと・・親子ともどもリラックスした瞬間にウ○コブリブリブリ。。。
そしてその洪水のごとき物体はオムツ内ではあきたらず、ベビーカーを征服し、フードコートの床にまで流れ出て、その様子たるやまるでキラウェア火山の溶岩みたいだと、向かいの席のいかにもハワイアンの太ったオバちゃんからそう言われてしまったのです。
おしまい
(フィクションが数パーセントだけ配合されています)
※バシネット(bassinet)
ベイビーバシネットともいいます。
機内用の赤ちゃん用の簡易ベッドのことで、おおむね10kgくらいまでの赤ちゃんに適用。
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