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野菜の力 大地の力 人の力 書の力 #2

前回は、unimam(雲泉)さんをご紹介しました。私が紹介するまでもなく、noteでも幅広く活動されていますので、ご存知の方も多いと思います。
少し日が経ってしまったので、前回のものを貼り付けておきます。

野菜の力 大地の力 人の力 書の力 #1

かくして私はunimamさんの【あなただけの書をお届けします]という企画に応募したわけですが、5人限定の先着ということで、何を書いていただくか考える間もなく、企画に賛同して瞬間的に購入してしまいました。
他の皆様は程なくして書く内容を決められて、雲泉さんは素晴らしい作品を書き上げられました。詳しくはこちら(unimam雲泉堂)をどうぞ。

最初に手を挙げたものが最後まで残るという状態にも関わらず、unimamさんは、書く内容が決まったら教えて下さいとあたたかく見守って下さいました。決まったのは、1ヶ月以上も経過していましたから、随分と気を長くしてお待ちいただいたことになります。日頃からnoteでやり取りをしていて、お互いの理解を深めていたから可能だったのだと思います。私も放置していた訳ではなく、せっかく書いていただくのであれば、書の内容も含めて、何か面白い企画にできないのかということを考えていました。

そして、あるとき思いついたのが、タイトルの「野菜の力 大地の力 人の力」だったのです。

ここまでお待たせしておきながら、ただ書いて下さいというのも申し訳ないなという気持ちと、日頃からおいしい料理を作り、レシピを公開しているunimamさんと素敵な家族に、自分の作った野菜を食べていただきたいという想いが合致しました。
また、雲泉さんが素晴らしい作品を作られることについては存じておりましたが、実際にたくましく育った野菜を見て、感じて、味わうことで、作品の風合いや印象が変わるのか変わらないのかについて興味が湧きました。

恐る恐る「クリエーターへの問い合わせ」よりメールしました。unimamさんも私の畑関係の記事を読んで下さっていましたし、楽しいやり取りをさせていただいてはおりましたが、実際に会ったこともない人から野菜が送られて来るというのは、場合によっては迷惑をかけることにもなるので、心配しました。私の心配は杞憂に終わり、この提案をunimamさんは快く承諾してくださいました。

今年の夏は長雨が続いたため、夏野菜としては良い生育環境ではありませんでした。野菜の高騰のニュースがあったとおり、露地(ハウス栽培ではない畑)で育てる野菜にとっては、自然の影響を少なからず受けます。ですから、同じように育てても年によって出来不出来はあります。
慣行農法により、品質が同じものが提供されることは当たり前ではありません。私の場合、趣味でやっている畑ですから、無農薬自然栽培に近い有機栽培ということに価値を見いださない限りは、不揃いの野菜として店頭に並ぶことはないでしょう。また、自然環境の中で逞しく育ったため、野性味が強いこともあります。

さて、このコラボ企画とも言える提案を受けられた雲泉さんは、まずは野菜が届く前の作品を書いて下さりました。それがこちらです。

この作品を見て、大地や人の躍動感、力強さが伝わってきます。その中にも繊細で端正な野菜の姿が見てとれました。既に満足を覚えていましたので、野菜を送って食べていただくのはオマケのようなものでよいなとまで考えておりました。
野菜がunimamさんに届いて、雲泉さんの書にどのような変化が起こったのかは次回完結編にてお伝えします。もう少しおつき合いいただければ幸いです。

(つづく)

※なお、著作物はunimam(雲泉)さんに帰属します。画像の転載、二次加工はご遠慮願います。ただし、当エントリ自体をそのままご紹介いただいても構いません。雲泉さんの書の魅力が一人でも多くの方に伝わればうれしいです。


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