統合・覚醒。分離。すべてあっていい。結局はバランスだ。

前回の投稿とはまったく逆のことを今日は書こうと思う。
前回、男性性と女性性の調和・統合が大事だし、それが分離の世界を脱出して統合（ワンネス＝魂）の世界の扉を開くということを伝えた。
昨日、それを書いた後、ふと思ったことがある。

そもそも魂は分離の世界を体験したくてわざわざ地球に生まれてきたんだから、その分離を楽しむのもアリだよなぁ、と思ったのだ。

分離の世界は波乱万丈だし、エゴ丸出しだし、不安や心配は常に付きまとうし、とにかく苦労してスムーズには進まない。いつまでもゴールにたどり着かない迷路の中を彷徨っているような感じだ。
でもそれを体験したくて今ここにいるんだよな、と思ったら急に気が抜けて笑ってしまった。

確かに何でも引き寄せられて自分の願いが簡単に叶う世界も魅力的だ。ある意味それが魂の世界だし、神の世界。
でも私たちは「あえて」人間をやりに地球にきている。魂の世界、神の世界では感じることができない分離感を味わいたくて、わざわざこんな世界に来ているのだ。
もちろん忘れてしまった自分自身の本質＝魂を思い出すべくスピリチュアルジャーニーをやりにきているのだから、地球の波動が上がって統合とか覚醒に意識が向かうのは自然の流れなのだろうが、そんなことも考えずに分離感をとことん味わう日があっても悪くはないのではないだろうか。

結局は前回と同じメッセージになってしまうのだが、結局はバランスが大事なのだ。統合しなくちゃ、覚醒しなくちゃ、調和していかないと！と思うとその意識そのものが分離でしかない。
分離とか統合とか、覚醒するとかしないとか、次元上昇するとかしないとか、波動が高いとか低いとか、優劣善悪などなく、すべてあっていいのだ。

答えはひとつじゃない。人の数だけ答えはあっていい。

かつてハワイアンに言われた言葉が、今また心の真ん中にドスンと響いた。