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21/11/11 A's happy with... #33

前回、契約の残っていたMelvin監督が他所へ行くのを許したチームにいよいよ解体の香りをおぼえたアスレチックス応援日記です。
まだまだ辛い別れは続きそうなオフシーズンになりそうですが、ここまでの出来事を書き残しておくことにします…日記の本懐として…。

Diekman去る

左の中継ぎDiekmanがFAになりました。来季についてはチームが年俸$4Mで残すか$750Kを払って放出するかを選べるオプションになっていたのですが、放出する方を選んだ次第と。
これは正直、意外…昨年の圧倒的な成績には遠く及ばなかった今年ですが平均球速は去年より数マイル上がり奪三振率も12.31と高い水準でした。まだ上がり目は残っていると考えて弱いシーズンのオークランドが好きな「当たればトレードの種にできて儲けもん枠」の中継ぎとして残すんじゃないかと期待していたのですが…。
とはいえまだ完全に縁が切れたわけではありません。2019年シーズン途中に彼を獲得したときも、チームは2020年まで契約を延長できるオプションを持っていたのですが(というかトレードでその契約が前チームから引き継がれてきたのですが)、チームはそのオプションを破棄。一旦FAにしてからそれよりも安い額で再契約することに成功しています。A'sはこれが好きで、Fiersとかでもやってましたね。

Chafin去る

シーズン中にトレードで来た左の中継ぎChafinがFAになりました。
彼の契約は「チームと選手の双方が望めば2022年も年俸$5.25Mで残る」というものでしたが、チームはこれを望んだ一方でChafin側は権利を行使せずFA市場に出ることを選びました。
焼け野原になったシーズン終盤のA'sブルペンにあって数少ない結果を残し続けた中継ぎ投手だけに、これ以上の契約を得られるだろうと踏んだのでしょう。残ってほしかったけどこればっかりはしょうがない。

Dany Jimenez拾う

ブルージェイズ傘下からFAになった27歳の中継ぎ右腕Dany Jimenezとマイナー契約を結びました。
Jimenezがオークランドに来るのは二度目で、昨オフのルール5ドラフトでも彼を引き抜いていたのですがスプリングトレーニングでパッとしなかったため開幕前にトロントへ返却していたのでした。
昨年マイナーリーグがなかった関係で今年がAAAデビューとなった彼ですが44.2回で73三振を奪う(奪三振率14.7!)圧巻の成績。いい拾い物じゃあないでしょうか。期待ッ!

ChapmanとMurphyがGG賞

三塁手Chapmanと捕手Murphyがゴールデングラブ賞を受賞しました!!
Chapmanは3度目、Murphyは初。去年まで2年間で63試合出場だったのが今シーズンは119試合出場を果たし、次期正捕手として期待通りおさまってくれたMurphyに嬉しい勲章が来ましたね。今年26歳、マイナー時代から守備はナンバーワンとの呼び声高かった彼に実績が着いてきて嬉しい限り。なんとA'sの捕手がGG賞を獲るのは彼が初めてだそうです。
マイナー時代のMurphyは「捕手版のChapman」と呼ばれていましたが、そのChapmanご本人も受賞。レギュラーに定着してからの4年間で3度GG賞。今年も美技とスタッツを兼ね備えたスーパーディフェンダーぶりを発揮してくれました。
一塁手Olsonも最終候補に残っていたのですがアストロズのグリエルに負け受賞ならず。DRSとUZRではOlsonが勝っていたのですがGG賞選考で使われるSDIではグリエルが勝っていたそうです。

これから

チームは「全選手についてトレードの交渉は受け付ける」と公言しています。前回も書いた通り調停を迎えるコア選手全員をキープすることは不可能なので、トレードは必至でしょう。
冒頭に書いたとおり辛い別れの続くオフになりそうですが、でもそれだけ新しい出会いが待っているということでもあります。
メジャーが好きな理由のひとつはトレードが活発なこと。何があっても楽しむ気持ちを忘れずにまったり応援していきたいと思います。