23/06/12 最近読んだマンガ(23年5月)

タイトル的に月次でやってる記事みたいに見えますが、前回は8ヶ月前です。

ARIA (1)

台湾に来てから仲の良い人におすすめを教えてもらったりして色々マンガを読んだのですが、最も読むべきマンガを見落としていたことに最近気づきました。
異国の地で働きはじめた時に読むべきマンガ…それはARIAです。こんな簡単なことにも気づかないなんて…。でっかい馬鹿野郎でした。

ARIAは高校時代の時に初めて読んで、そのあと大学時代にまとめて読み返し、その後社会人になってから再度通読しています。人生のステージが進むたびに読み返しているマンガです。

社会人になってから読むと灯里の「図太さ」に気づくようになります。自分は社屋に寝泊まりしているにもかかわらず朝起きて降りていくとアリシアさんがもう出勤してたり、それを当たり前のように受け入れていたり、それどころか朝ごはんの準備までしてもらってたり。アリシアさんが良いお姉さんすぎる。やっぱり異国(異星)の地に飛び込んで働くにはこれくらいの図太さが必要なのだな。
「図太い神経と繊細な感性」が灯里の主人公(語り手)としての大きな魅力だと思います。

暗号学園のいろは (1-2)

一時帰国中に本屋に行ったらサンプルが置かれてみて、読んでみたら面白そうだったので購入。既刊一気読みしちゃいました。西尾維新一流のハッタリでとにかく「ハッタリを読むこと自体の気持ちよさ」にあふれています。絵柄もハッタリで見せる作風によくマッチしてますよね。
ぶっちゃけ作中の暗号は解読しようとすらしていないのですが、それでも面白い! 歌詞が分からなくても洋楽を聞けるようなものです。

K2 (23年5月分まで全部)

5月は無料公開になった「K2」をひたすら読んでました。Twitter等でも話題になった、超絶面白い医療マンガです。
悪人がいないこと、解決の早いテンポの良さ、そして様々な登場人物の成長と再登場が多く描かれることなどSNSで語られている魅力はどれも本当にこのマンガに通底する良さで400話以上を通読させる原動力になっていました。特に最後の点は「治す」「生かす」マンガであること、またK先生を中心として人を育てることに強い意識が向いていることが物語の強い幹になっています。本当に魅力的な人間がたくさん出てくるんですよねえ。相馬教授とか好き。このマンガにあって一発退場をキメた爪アクセサリー君は逆にすげえよ。

2004年に連載を開始し今なお連載が続いているマンガなのですが、作中時間が現実の時間にリンクしているため、作中で遂に新型コ口ナが流行りだしたときは「追いついた」感動がありました。

好きなマイナーシーンは海が持ってるマトリョーシカから神代一郎がロシアに行って犯罪組織を壊滅させたのではないかと気づくくだりです。こ、この人…悪の組織を滅ぼしたあとお土産買って帰ってる!!

レッツゴー怪奇組 (23年5月分まで全部)

登場人物がみんな良い意味で「雑」でいいなあ。リアクションのテンポが良い。ギャグ時空とホラージャンルが絶妙な化学反応を起こしています。
「この辺ループタイ流行ってんの?」めっちゃ好き。ロリ化していたシュラ子が元に戻るとちゃんと服がピチピチになるのも好き。