22/06/04 【感想】機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

先週、人生で初めてガンダムの作品を観ました。それが劇場版「閃光のハサウェイ」だったわけですが(感想)、その話を友人にしたところ次はこれを見るといいよと勧められたのがこの「逆襲のシャア」でした。1988年公開なんですね。

「閃光のハサウェイ」と異なりバトルシーンの多い本作ですが、バトルで一番印象的だったこととしては、ファンネルってめっちゃ強いですね!?
なんとなく印象としてグラディウスとかのシューティングゲームに出てくるオプションのようなものだと思っていたんですが、ファンネルが本体なくらい活躍しててびっくりしました。このファンネルが強力だから精鋭のモビルスーツは非常に属人的な兵器になってるってことなんですかね?

あとはやっぱりシャアの印象が強いですね…一番視聴前に抱いていた印象とのギャップが大きかったのはシャアかも。
僕はいわゆる仮面被ってパイロットやってる人って印象しかなかったので、体制の指導者やっててびっくりしました。雰囲気的にはシモン・ボリバルみたいな感じなんでしょうか。
そして一番のギャップとしては…その…結構情けないヤツなんですね!?
シャアのロリコンいじりってネットのノリなのかと思ってたら普通に作中でも言われてるんだ…。あの有名な「ララァは私の母になってくれたかもしれない女性だ」ってあんな最終決戦の場でよりにもよってアムロに対して言うんだ…。普通にアムロがドン引きしてて笑っちゃった。
バトルの方でも大将機であるがゆえに簡単に前には出られないということなのかアムロとしか目立った戦闘がなく、結果的にタイトルの割に活躍してるところがとことん少なかったなという印象…。もっと見るものにもカリスマ性を放つキャラだと思ってたら案外小物だね!?っていうか。当時と今とではテロリズムによる革命に対する価値観が大きく変わっているため感じ方が違うというのもあるのかもしれません。オウム真理教による一連のテロとか以前の作品ですし…。

それと印象的だったのは、ガンダムってだいぶ「気持ち」なんですね。
最後とかめっちゃ気持ちじゃん!みんなの気持ちが何かを動かすというか、「気持ちパワー」そのものが動かすんだ…。

視聴後、「ファンネルが強かったー」「バリアも張れるんだねー」みたいな感想を本作を勧めてくれた友人に話したところ「ファンネルがアムロの防衛本能に反応してバリアを展開した…みたいなやつだったはず」と教えてもらいました。やっぱり気持ちじゃん!