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23/07/18 巫門遁甲

なんか弊社に偉い人が来るというので夕食会が催されました。タダウマ飯(タダで食えるウマい飯のこと)の気配を察知しいち早く参加を押していたため参加しました。

お店に行くと、同じテーブルに見知った顔の同僚と、隣に知らない女性がいました。もしかして娘さん?と思ったのですが、台湾大学から来ているインターン生だそうです。大学生!?失礼ですが、その…中学生くらいに見えた…。
ついでにその同僚から、我々のチームからは僕と彼を入れて3人しか来ていないということを知らされました。他は全員逃げたらしい。逃げたってなに??

ご飯は色々出てきたのですが、立派なエビの刺身が美味しかったです。

同僚が食べなくて1尾あまったのでありがたく追加でいただいちゃいました。
他はまあそれなりという感じだったのですが、あまり食べたことのないようなものが色々出てきて楽しかったですね。ウナギの蒸し焼きが載ったおこわが出てきて、それもおいしかった。

途中トイレに行ったのですが、台湾でも酒を飲む店のトイレにはなんか人生訓みたいな標語が貼られてるんだということを知りました。

どうも台湾のこうしたコースでは最後にフルーツが出てくるようなのですが(前回もそうでした)、今回は最後にスイカと、あとなぜかトマトが出てきました。

すごい取り合わせだ。トマトは台南の名産だそうで、タレにつけていただくのだそうです。これがとてもおいしかったですね! エビと並んで今回のベスト。タレは醤油ベースの甘辛い味でショウガの香りがきいています。
「台南の名産だけど台北では食べない人も多い」のだそうで、実際我々のテーブルでも僕と中学生に見えたインターン生だけでひたすら食べてました。
僕は元々飲み会に行くと冷やしトマトを頼んで同卓の人が手を出さないようなら一人で全部食べるような男なので、願ったり叶ったり。
スイカもおいしかったですね。

そうこうしていると、一瞬場の空気が緩む瞬間がありました。
隣の席の同僚が「帰ってよさそうだよ」と教えてくれます。確かにコースも全部来たようだし、僕の目的はすんだな。

話しかけに来てくれる人に笑顔で応対しながらそっとバッグを手に取り、一瞬の隙を突いてドロン。日本の厳格な飲み会で鍛えたドロンぢからをもってすれば造作もなし。

勘違いしてほしくないのは、今日の飲み会の場が楽しくなかったということでは全くありません。飲み会も楽しかった、ただ帰るのも好きなだけ。

忍法によって抜け出した僕が最寄り駅まで歩いた頃、同僚からLINEが来ました。

ま、こういうことなんですよね。

夕食代がまるまる浮いたので、帰りにコンビニでハーゲンダッツを買って帰って食べました。