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23/08/02 九份(1) 嵐の中で華やいで

は~るばる~~きたぜ~~

九份

写真を見ていただくと分かりますように僕だけでなく台風6号もはるばる来ております。
山の中にある九份老街は気まぐれな風雨に揉まれ、ホテルはさながら嵐の山荘…とまではならない程度でした。

さて、九份へは台湾鉄道「瑞芳」駅からバスで行くのですが、瑞芳駅でお昼ご飯を食べてから行きました。
瑞芳駅には知る人ぞ知るウマスポットがあるらしく、その名も

美食広場です。

カキのオムレツやカキ入り麺線(スープそうめん)、マンゴーかき氷などをいただきました。とてもおいしかった!
特に麺線はこっちへ来てから色々なところで何度か食べたことがあるのですが、その中でもベストでした。美食広場、かなりレベルが高いと断言できますわ。

九份老街は雨が降ったり止んだりする中で見て回りました。「千と千尋の神隠し」のモデルになった場所のひとつなのですが、そのためかジブリグッズを扱う店が多く出ており、カオナシがめちゃくちゃグッズ展開されています。その扱いはさながらゆるキャラのごとし。様々な表情のカオナシのぬいぐるみが並んでいて、それはもう顔あるだろと思わずにはいられません。

荷物をもって宿まで歩くと階段にすっかり疲れたので、ちょっと良い茶店でお茶をいただきました。
おばちゃんが烏龍茶のいれかたをレクチャーしてくれます。1回のお茶っ葉で6回いれられるということ、お湯を注いでからの待ち時間は1煎ごとに10秒増やすことなどを聞きながら、「7回目をいれようとしたらおばちゃんが血相変えて止めにきたりしたら面白いな」と思ってました。

結局7回目をいれなかったので真相はわからないのですが、1回目はまだ葉が開く前でほとんど表面の香りだけがあらわれたお湯だったのが次第に味がついていき、甘みから渋みへと変遷して、後半は香りが後退して味わいが前面に出てくるようになるというグラデーションがとても面白かったです。
あと単純にお茶がおいしくて、「Mr.FULLSWING」で牛尾先輩の屋敷を訪れた猿野たちみたいに飲んでました。

九份老街をもう1往復してにぎわいをたのしみ、夕食をすますと、いつしか空の向こうが晴れはじめて金色に輝いていました。

夕焼け見られてラッキー!

明日も晴れてくれるといいんですが…台風の進路は急速にシュートがかかって台湾から離れていくみたいなんですけど、予報だと相変わらずめちゃくちゃ風が吹き荒れることになってるんですよね…どうなることやら…。この日記を書いてる今(22時)も隣の部屋で掃除機をかけているような風の音がずっと鳴り続けています。

有名な夜の光景を見る間だけでも天候が落ち着いてくれていたのはよかったな。