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23/12/07 ひとつうえのごまあん

久々に晴れたぞ!!!

客先に同僚と行った帰り、「汚い言葉」を色々と教えてもらいました。いや、なんか突然教えてくれて…。
「幹(ガン)」は日本語でいう「くそっ」くらいですかね、結構みんな言います。英語で言うfxxkに相当するということになるのでしょうが、fxxkの方はタブーワードすぎて温度が違う気がします。以前アメリカ人の友人に「子供が見るアニメでこんなにファックだのビッチだの言ってるのか」と驚かれたことがあります。彼が字幕付きで違法アップロードされたBLEACHのアニメを見ていたからなのですが、日本語の「くそっ」「畜生」あたりをそのままfxxkに置き換えるといきなり治安がめちゃくちゃ悪くなるんでしょうね。
「くそっ」はシステムエンジニア頻出独り言なのでこの機に教えてもらえたことはありがたいです(?)。

もうひとつ「ガオベイ」というのも教わりました。こちらは台湾語、つまり中国語由来ではないので漢字表記が定まっていないそうで「どう書くのかちゃんと知らないけど多分『靠杯』」だと。
「父が死んだのか?」みたいな意味だそうで、やかましい相手に対して「何をギャンギャン喚いているんだ、親父でも死んだのか?」というニュアンスで使うそうな。こちらもエラーメッセージを喚くプログラムに対して言うらしくシステムエンジニアなら抑えておきたいフレーズです。システムエンジニアって悪態ばっかりついてるのか?

帰りに南門市場に寄りました。

夕方なので比較的空いており、酥餅…あれなんて言うんでしょうね、薄く剥がれてこぼれまくる脆い生地で包まれたもの?パイに近いので中華風パイと便宜上言うことにします。それを売っているお店にちょうど良い人数が並んでいたので買ってみました。

台湾でよく言う「素食」、逐語訳するとベジタリアンフードということになるのでしょうか、植物性のものを扱うお店でした。

まずひとつめが切り干し大根が入った中華風パイ。生地はパイのようにぽろぽろ崩れますが、味はミルク系の素朴な甘みがあり、そして切り干し大根もちょうどよい塩梅で美味。
切り干し大根のおやきに思想が近いのかな。実は切り干し大根が大して好きじゃなく、仕事で長野に通っていたときも野沢菜や茄子や小豆やその他変わりもののおやきばっかり買って新幹線で食べていたのですが、食べてみるとこれ確かに粉系の生地にちょうどいい具なんですね。

そしてもうひとつの「椒塩芝麻」、これのフィリングが黒ごま餡に花椒と塩が効いたもので、めちゃくちゃうまい!全く食べたことのない味。黒ごま餡は元々好きだったのですが、ここに花椒と塩が混じることで完全にひとつ上の次元に行っています。こんなにうまいものがよく隠れていたな!?
台湾に来て、興味の赴くままに色々なものを食べて9ヶ月。そろそろ基本的なバリエーションは食べ尽くしつつあるかなんて思っていたのですが、こんなに「新しい味」がまだ残っていたとは感動です。
素食は台湾で多く見かけるもののベジタリアンではないので手を出していなかったのですが、これは開拓しがいのあるフィールドかもしれませんね…。まずは今回のお店でまだ試していないメニューを開拓するところからはじめていこうと思ったのでした。