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23/07/12 深夜のコンビニ

昨晩、日記を書いたあと…具体的には日付変更後、ふと思い立ってコンビニに翌朝の朝食を買いに行くことにしました。
最寄りのコンビニが閉まってたので、公園を横切って少し離れた場所にあるコンビニへ。

こんな夜中に出歩くのは夜間スタンバイのお仕事に出たとき以来です。一応海外ということもあって深夜に出歩かないようにしていたんですけど、少し出歩いてみたら普通に若い女性が1人や2人で歩き回っていたので問題なさそうと判断。夜のお散歩です。

しっかり「夏の夜」のにおいがして、実にいいですね!
特に昨日は夕方に通り雨があったので、少し湿った香りがして僕好みのものでした。

深夜のコンビニの店員さんは昼間の店員さんよりも愛想がなくて、それもまた深夜の味です。イートインスペースではカップルとおぼしき男女がぽつりぽつりと話しながら何かを食べていました。台湾のコンビニはイートインスペースが併設されていることが多いです。
やっぱり深夜はコンビニ、レンタルビデオ屋、ドラッグストア。人と人の距離感に独特の心地よさが生まれる時間と場所です。


ここしばらくでTVアニメ版「輪るピングドラム」24話を一気見しました。
元々タイトルしか知らない作品だったのですが、偶然聞いた「少年よ我に帰れ」で興味を持ち、このアニメの主題歌だったことを知ったんですよね。そして水星の魔女の最終回の配信が1日遅れたときに名前が似てるので見始めました。機動戦士ガンダムとまわるピングドラム。似てないわ。ムしか合ってないわ。

どんどん話が展開するしテンポもいいしコメディリリーフもたくさんで、ぐいぐい見ちゃいましたね! 特にコメディに独特のテンポがあります。具体的には、ふざけはじめたときに想定した時間の数倍ふざけ続ける。めちゃくちゃこする。ときには大事な話の展開もふざけながらやる。

登場人物たちはずっとがんばっているのですが、基本的に「がんばって走り回って調べた結果、なにかの重要な情報や展開に至る」みたいなことがなくて、大体情報や展開の側から勝手に来るんですよね。
登場人物の一覧の中の誰かしらがずっと展開を動かしてはいるんですが、動かしているときにその人が視点人物になっていることはほとんどなく、これらが合わさって「とにかく傍観者でいられる」という印象でした。これが見やすくてよかったです。苹果はその動きの中心にいるときにモロに視点人物になりまくっている数少ない例外かも。
考えしろ(のりしろのしろ)が広くあるのは見えるんですが、考えることを別に迫ってこないのがちょうど良い距離感でしたね。特に中終盤は、様々な種類の「愛すること」「信じること」「行動すること」を同一地平上に並べて相対化してしまう露悪趣味ともいえる手付きに飲み込まれて鑑賞していました。