23/11/20 【感想】かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル(実写映画版)

友人とアマプラのウォッチパーティー機能を使って映画「かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル」を見ました。マンガを原作とした実写版映画です。

前作も同様に友人と見て感想を書いたのですが、今回この感想を書こうとして頭を抱えることになりました。
なぜなら、ほぼ全部前回のコピペで事足りるから…。

いいところも悪いところも前回と全く一緒。こんなに「同じ映画」を作れるのも逆に職人芸だと感心してしまいます。
通話を繋いでいた友人が上映開始9分後くらいに「まだ10分も経ってない」と絶望を口にしていましたが、前回の感想を見返したところ1年半前に前作を見たときもほとんど同じ反応をしていたことがわかりました。

そして橋本環奈(四宮かぐや役)の顔の良さによって画面がっているのも前作と全く同様。
今回の上映会は前作を見ていないメンバーもいたのですが、すぐに橋本環奈ひとりで保たせている映画だという結論に至っていました。思わず漏れた言葉が「エンゼルスの大谷」。

しかしその相手役となる平野紫耀(白銀御行役)もかなり良い、というのも前作同様。さながらエンゼルスのトラウト。
特に黒髪のかぐやと異なり金髪ながらコスプレ感が薄かったのは彼のアイドルオーラのなせる技だと思います。

そして減点要素を佐藤二朗が一手に担っているのも前作同様…。

強いて言うならば、前半が細かいエピソードの連続でコミカルな演出がとにかくキツかった前作と比べてファイナルの方は前半もまとまったワンエピソードになっていたため苦笑を誘うような部分が少なかったかな。ただストーリーとしては前作のほうが完成度が高かったと思います。
というか今作のラストこそ序盤で予め「この男女、相手から好意を示させようとする駆け引きを躍起になってやってますよ」ってことを仕込んでおくべきだったのでは…?

それにしても、この手のマンガ実写化で成人に高校生役をやらせるのがキツいというのはずっとその通りではあるのですが、アイドルを起用するのはなかなか「アリ」じゃないかと思いましたね。若々しくフィクショナルであることが上手い。
この手の実写化がアイドルの起用ありきで制作されるように見えることには毀誉褒貶ありますが、アイドルの起用自体には一理あるのかもしれないと感じました。