ハジケル授業参観~夏休み明けの子どもたち
小一の娘の授業参観に行ってきた。
いつもは穏やかで、ニコニコしている、
少しふくよかな先生が、今日はなんだかキレ気味。
それもそのはず。
先生が指示する一つ一つのことに、
全員の足並みが揃う時がない。
常にガサガサ、わちゃわちゃしていて、
特に男の子たちの元気は、溢れすぎていた。
先生の言うことに、イチイチ引っ掛かり、
「それなんでー?」
「え?どういうこと?」
「あ、それ知ってるわ!」と口々に話し、
教科書の登場人物には、
「なんでこの人男やのに、私とか言うん?なあ、なんで?」などと突っかかるので、
もはや、ヤジを飛ばしている小っさいオッサンたちに見えてきた。
何人か机に伏して寝てる子もいるし、
ヤジが止まったかと思えば、何か新しい騒音がする。
ああ、こういうのがエスカレートしたのを、学級崩壊と言うのかなぁ、と、
今はまだ可愛らしいおふざけだけど、そのうち…💦
なんて少し不安がよぎったりもしていた。
そんな時、状況は一変した。
校長先生、静かに登場。
カメラを首から下げて、視察&撮影なんだろう。
校長先生に、気付いた子たちから、
急に担任の先生に協力的な素振りをしだした。
ヤジをさんざん飛ばしていた、
小っさいオッサンたちも、
黙々と机に向かい、指示通りの作業を始めた。
その、”権力に弱い”感、”ハートはチキン”な感じが、
やっぱり可愛い、小学一年生なんだな、とほっこりした。
後の懇談の時間に、担任の先生の苦労話を聞いた。
さすが、優しい先生。「あれでも少しはマシなんです。」と言う。
長い夏休みの間に、すっかり、学校での過ごし方を忘れてしまった小一の子どもたち。
それを根気強く、また振り出しから教えなおしてくれている。
その上、元気さがパワーアップしているのも、
「我慢せずに言いたいことが言えるようになってきた子が多いんです。そしてぶつかりながら、今、関係性を学んでるんです。」とも言っていた。
最近、知恵がついてきた分、
反抗的で少々ややこしくなってきた我が娘を持て余し気味だったけど、
先生の苦労には遥か及ばない。
うちの娘のややこしさなんて、
きっと、小っさいオッサンたちのママたちの比でもないんだろう。
振り返ればあっという間だと思われる、
今の時期のややこしさも、ちゃんと受け止めてあげよう。
そう、思い直せた日でした。
担任の先生、いつも本当にありがとう。
いつも応援ありがとうございます♡