副業を考える

副業賛成派ですが。。。

副業解禁を見据え、法整備や企業における環境整備が視野に入ってきた。人手不足解消、収入UP、幅広いキャリアUP、スキルUP等、想定される効果が大きいことから、個人的にはこの動きは歓迎である。もちろん、本業のパフォーマンスへの影響、競業避止、ノウハウや情報漏えい対策は必要ではあるが、副業解禁を阻害する要因としては大きくないと考える。

副業に不向きの人はいる

副業賛成派ではあるが、副業を薦めるかどうかは別である。副業には向き、不向きがあると考えるからだ。以下の人は副業に不向きと思う。

・マルチタスクがこなせない。
・メンタル面も含め、切り替えが下手。
・本業多忙で副業時間を捻出するのに一苦労。

本業・副業の区分は第三者に無関係

副業に不向きの人が副業に着手すると、本業か副業かいずれかに支障が出る。しかし対象者にとって、本人が本業として提供しているのか、副業として提供しているのかは関心がない。対価に見合った提供をしてくれればいいことである。
当然、本人の中ではウェイトのかけ方は本業・副業で異なるかもしれないが、少なくとも本業・副業も提供相手に迷惑だけはかけて欲しくないものである。

副業で成功する人は、本業もできる人

副業に不向きな逆説として、マルチタスクがこなせ、切り替え上手で、タイムマネジメントもできる人が副業に向いているといえる。結局、本業でも能力を発揮できている人ほど副業に向いていると思う。つまるところ、副業解禁は残業抑制で収入減を補う人の救済策でなく、本業でパフォーマンスを出している人がより活躍のフィールド提供支援策ではないだろうか?
本業で評価されている人は副業でもパフォーマンスを出せるわけで、本業で評価されていないからと副業に精を出すのは、結局副業も中途半端になると断定するのは言い過ぎだろうか?

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