2回めの婚活パーティ

バツ友ひたすら詫びる

初めての婚活パーティでは、散々であった。だが特殊な経験をしたという意味では無駄ではなかった。(負け惜しみである。)
後日、本来なら一緒に行く予定だったバツ友に会うと、開口一番ひたすら謝罪を受けた。自己責任で申し込んでいるし、それなりに得難い経験もしたからと色々報告をした。何度か参加経験のあるバツ友にとっても新鮮な内容だったようで、爆笑しながらグラスを重ねた。河岸を変えて?み直すことになり、地元の小さなBarに入った。そこで話を続きをしていたら、お店のスタッフが「YASHITOさんは、あまり堅苦しくないイベントの方が、肩の力抜いて楽しめるんじゃない?」と合コンっぽいイベントを紹介され、バツ友と繰り出すことにした。

最初から身構える

ベンダーから案内された地図を元に当日現地に向かったが、何とも分かりづらかったが、小さな案内図を発見した。かなり古い感じの雑居ビル。EVはなく階段で会場に向かわねばならなかった。表現は悪いが、街金にお金を借りるような錯覚に陥りそうな会場であった。会場といってもマンションの一室みたいな感じで、チャイムを押してドアを開けてもらった。
室内は大きなリビングがあり、テーブルとイスが並べられていた。何だか薄暗い雰囲気で怖い人たちが出てきたらどうしよう?そう感じさせる雰囲気だった。(かなりネガティブ。。。)

杞憂に終わったものの

時間になって現れた司会のスタッフさんは私のネガティブな想像と異なり、どちらかというと、この手のイベントに全く不慣れな感じの朴訥としたお兄さんだった。ほっとした気持ちと「大丈夫かな?この人」という心配する気持ちが半々だった。
不必要な緊張感の中で、合コンはスタートした。席は指定制で席替えも好きな席に移るのではなく、スタッフが指定する。不公平感なく全員と話せるよう工夫しているのだそうだ。

マウントを取りたがる人

合コン形式なので基本1対1で話す必要はない。グループトークが基本である。しかし純粋な合コンと異なる部分がありグループ毎に自己紹介シートが配布されていた。事前にサイトで入力した内容がプリントアウトされているのである。よく工夫されているなぁと感心したのだが、これが火種となるとは思いもつかなかった。
何気なく見た女性のプロフィール、職業欄に「超大手企業」と記入されていた。他の女性は「事務職」「看護師」「介護関係」といった職種を書いていたのだが、その女性は企業名を匂わせるような記載だった。隣席にいた男性が尋ねる。

「どういった会社にお勤めなんですか?」
「え?そこですか?いきなり勤務先に興味があるんだ。。。」

「超大手企業」と書きゃ、気にもなるだろうがよ。気にして欲しくて書いてるとしか思えないんだけど。。。心で突っ込みを入れる自分がいる。

気の毒ではあったが、初対面で突っかかるような物の言い方をする女性は隣席男性に任せることにし、斜め向かいの女性に話しかける。たまたまお互い愛犬がいることが分かり、犬の話でしばし盛り上がる。そこに超大手(そう呼ぶことにする)が割ってきた。

超大手「何犬飼ってるんですか?」
私「mixです。」
超大手「何と何のmixなんですか?」
私「分からないです、保護犬なんで。」
斜め向かい女性「うちも保護犬なんですよ。」
私「そうなんですか?!」

ここで、しばし保護犬談義だが、超大手が割ってくる。

超大手「でも保護犬なら好きな犬種選べないじゃないですか?」
私「好きな犬種そもそもいないんで。」
超大手「女性の好みも幅広そうですね。」

なんすか?そのロジック???それも自信満々に。。。席替えを心待ちにしたことは言うまでもない。

同性も侮れない

グループ毎にシェアされている自己紹介カードは女性のプロフィールだけでなく、同性のプロフィールも見ることができる。で、やたら私のプロフィールに突っ込んでくる同性がいた。私の仕事は専門職にカテゴライズされるため、少々説明に難しいのだが、彼の仕事と関連するらしく、やたら突っかかってくる。
私が女性と会話していても、「そういう話が、いかにも○○職(私の職種)だよね~」と合いの手を入れてくる。どの立場で参加してるのか・・・

ただ、フランクに話すことが主流だったことから、それなりに仲良くなった女性ができたのも事実である。次回はその続き。。。

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