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#9 株式王は誰だ!?株式会社の仕組みを競い合いながら学べる教材

こんにちは。やしろです。
今回も社会科教材について
発信していきます。


今回のテーマは、
「株式会社の仕組み」です!


株式会社については、
中学3年生の公民的分野で
扱います。(1時間扱い)

第4章「私たちの暮らしと経済」
 2節 生産と労働
  3 株式会社の仕組み p144~145

『新しい社会 公民』(東京書籍)

そもそも、
企業とは・・・


農家や個人商店といった
"個人企業"


複数の人が
資金を出し合って作る
"法人企業"とに分かれます。

その法人企業の中で
最も数が多いのが、
株式会社なんです。


株式会社は、
株式を発行することで
得られた資金で作られる
企業のことです。


で、ここで
難しいのが、
株式ってやつです。


株式は、
証券取引所などで売買され、
売買を通して、
株式の価値(株価)が
決まるわけです。


ここは教科書等の
図解を用いて説明することを
推奨します。

「社スタ」HPより引用

しかし!
ここまで説明したとしても
子どもたちの反応は、


「へぇ~。」
です。


ここが経済分野の
難しいところ。


こちらの記事でも
紹介している通り、

子どもたちからすると、
「私たちに何の関係があるの?」
という状態なんです。


何もワクワクしませんよね。

なので、私は、
子どもたちに
株価のリアルな動きを
実際に見てもらいたい!
と思いました。


しかも、
見るだけではなく、
株主になった前提で


自分が選んだ企業の
株価に注目したくなる
活動にしたかったんです。


「自ら意思決定をする」


という行為は、
学習活動の中で
一番重要なことだと思います。


そこで、
今回の教材が誕生しました!

その名も
「株式王は誰だ!?」
です!


だいぶ前に、
X(旧Twitter)でも
紹介しました!

まだフォロワーが300人?
程度の時期だったので、
初見の方が多いと思います。

今回は、
こちらの教材を
2種類提供します!

① 「株式王は誰だ!?」ワークシート(Word版)

② 「株式王は誰だ!?」記入シート(Excel版)

③ 指導略案(PDF版)
※1時間分の指導案です。

①は、
そのまま紙媒体で
使用できるシート。


②は、
GIGAスクールに合わせ
タブレット上で記録することを
想定したシートです。


ご自身の活用しやすい方を
使っていただければと
思います!

この教材を
使うときのポイントが
"企業の選び方"です。


教師からは、
「この期間に株価が一番上がった
 企業を選んだ人が勝ちだよ!」
と伝えます。


すると・・・
生徒から
「どうしたら株価が上がるんですか?」
という質問が出てきます。


その質問に対する答えは、
調べ学習でもよいですし、
実際に株価が上がっている企業を
分析してみてもよいです。


ただ、シンプルにいえるのは、
「A企業の株価が上がる
 =A企業の株を買いたい人が多い」

ということです。


言い換えると、
A企業への"期待値が高い"状態!


期待ができる状態というのは、
企業の業績が上がっている時、
これから上がりそうな時のこと。


なので、生徒には、
「現在進行形で業績が上がっていたり、
 これから伸びそうな企業を選ぶといいよ!」
とアドバイスをします。

クラス内で競う
ということになると、
子どもたちは必死に調べます!笑


そして、
これからの時期を
考えて企業を選ぶ子も。

「来月クリスマスだから・・・任天堂?」

「冬休みシーズンだから、旅行業界かな?」

「寒い時期だから、インフラ関係じゃない?」


などの声が出てきます。

この教材を取り入れたことで、
子どもたちが
主体的に株価を
調べるようになりました!


そして、
株価記録の最終日、
結果発表にクラス中が
沸きに沸きます。笑


先生も企業を選んで
子どもたちと競い合うと
より盛り上がりますよ!

経済分野という、
一見難しそうな内容だからこそ
今回のような教材が
有効だと実感しています!


ぜひ、教材↓を受け取り、
明日からの授業に生かして
欲しいと思います。


最後まで、
お読みいただき、
ありがとうございました。


次回の記事も
お楽しみに!


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