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「初戦」

いよいよリーグ戦が開幕した。我々は、沢山準備を重ねて、この日を迎えることが出来た。この日感じたことを書いていこうと思う。


初戦の相手は日本ウェルネス大学さんで、ゲーム内容を見ている限り、格上の相手だと感じた。前半の早い時間での失点や、ボール保持率を見ると、難しいゲームになる事はすぐに分かった。このような相手との対戦になった時、大切なのは戦術や、個人個人のプレーではなく、

「ほんとに勝ちたいと思っている奴がどのくらい多いか。」


という所が勝負の鍵になってくると考えている。サッカーは理論上、全員が1体1に勝てれば11対11には勝てる。しかし、それが出来ないのであれば、相手に対して多く枚数をかけ1対2、1対3の状況を作っていかなければならない。それを生み出すためには、運動量を増やす。運動量を増やすためには「気持ち」である。あまり精神論は好きではないが、そうせざるを得ない。

前半は相手に圧倒され、いかにも負けているチームというような雰囲気でハーフタイムを迎えた。スコアは1-2。後半まだまだ逆転は出来ると感じた私は、ハーフタイムで少し厳しい言葉を全体にかけた。

「本当に勝ちたいと思っているのか。」


自分たちはこの日のために沢山のすり合わせを行い、積み重ねてきた。それを簡単に「負け」という結果で崩していいわけが無い。自分の言葉があったからなのかはよく分からないが、後半の選手達のプレーは前半とは見違えた。ボールを保持する時間も長くなり、相手に勢いを感じさせることが出来たと思う。
試合終了間際には、点を取り、追いつくことが出来た。
このゲームを引き分けで終われたことは、最高の結果とは言えないが、去年より大きく成長したと感じている。


この日1番感じたこと。

「良い準備」、「努力」、など、これらは必要なものと言うよりは、勝つために当たり前に行うこと。
必要なものは「気持ち」だと思う。これは自分次第で良い物にも悪い物にもなる。
最後に自分を高めるのは自分自身である。でもそれがチームとして出来ていない時、最上級生である私が、チームを高ぶらせる事が出来れば良いと考える。
そういう存在に私はなりたい。

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